「マンガ大賞2021」で大賞に選ばれたことも話題のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」に声優として岡本信彦さん、東地宏樹さん、上田燿司さんが出演することが分かった。岡本さんらは、主人公・フリーレンと共に魔王を倒した勇者パーティーを演じ、岡本さんが勇者ヒンメル役、東地さんが僧侶のハイター役、上田さんが戦士アイゼン役として出演する。声優の種崎敦美さんがフリーレンを演じる。勇者パーティーのビジュアルも公開された。
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ナルシストでお調子者だが、仲間思いで困った人がいると放っておけない勇者ヒンメルを演じる岡本さんは「このような温かみあふれる美しい作品に関わることができてとても幸せです。時の流れや、命、言葉、関わり……などなど、人間の命題のようなものを、人間ではないフリーレンを通して教わることができる作品です。せりふのない場所にも言いたいことが隠れているので、どのようにせりふを発せばいいのだろうと悩みながら収録をしております。フリーレンや皆様にとって、親近感がありつつも啓示のようなものをそっと置けるような、そんなヒンメルになれたらいいなと思います」と話している。
大酒飲みの僧侶のハイターを演じる東地さんは「『葬送のフリーレン』というすてきな作品に参加できてうれしい限りです。ハイターは大のお酒好きということで、とても共感しながらやらせていただいています(笑い)。どうにか、この作品の独特な世界観に入りこんで、原作を知っている方、そして初めて触れる方にも喜んでもらえるよう精進していきます。ぜひとも、お楽しみに」とコメント。
長命なドワーフ族で物静かな戦士のアイゼンを演じる上田さんは「登場人物たちの時間の観念の違いがこの作品の残酷さでもあり希望でもあるところがなんとも言えない魅力であると思います。アイゼンは時間の観念の上でも、役の性格的にも、さじ加減が難しいですが、やりがいを感じています。アフレコ時点でも、手応えを感じていて、皆さんのところへ届くのを楽しみにしています」とコメントを寄せている。
「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」(小学館)で2020年4月に連載をスタート。勇者一行が魔王を倒した後の物語を描く“後日譚”ファンタジー。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、人を知るために旅をすることになる。コミックスの累計発行部数は850万部以上。
アニメは、「ぼっち・ざ・ろっく!」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などのエバン・コールさんが音楽を担当する。「サマーウォーズ」などのマッドハウスが制作する。日本テレビ系全国ネットで今秋から放送される。
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