ビックリマン:令和版アニメ「ビックリメン」 「ビックリマン」責任者が語る思い おいしさの秘密 「週刊コロコロ」でスピンオフマンガも

「ビックリメン」の第1話「ビックリなお届けもの!?」の一場面(C)ロッテ・ビックリマンプロジェクト/ビックリメン製作委員会
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「ビックリメン」の第1話「ビックリなお届けもの!?」の一場面(C)ロッテ・ビックリマンプロジェクト/ビックリメン製作委員会

 ロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」の“令和版アニメ”「ビックリメン」が10月5日からTOKYO MXほかで放送されることに向けて、ロッテ「ビックリマン」責任者の本原正明さんが、アニメ化への思いを語った。本原さんは2013年から「ビックリマン」を担当している。約5年前からアニメ化を構想していたといい、「過去にビックリマンはアニメ化されていますが、僕としては過去のリバイバルものではなく、新しい時代のビックリマンを作っていきたいという思いがあった」と語っている。

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 本原さんは、元々つながりがあったシンエイ動画の林郁美プロデューサーと打ち合わせをする中で「私がやろうとしている新しいアニメという点と、新規層へのアプローチも狙った8頭身キャラクターなど、新しいチャレンジをしてくれそうということもあったので、そこに私もかけて一緒に成功させたいなと思いました」と経緯を明かした。

 「やり取りの中で一つ明確にディスカッションしていたのは、昔のビックリマンアニメの2頭身のデフォルメキャラクターではなく、8頭身にして、新しいキャラクターのイラストにする点、そして過去ビックリマンが一大ムーブメントになった風景など、ビックリマンの魅力を今の人たちに分かりやすく伝えたいということです。『ビックリマンシールで経済の勉強になりました』『シールの交換で価値の交換を学びました』と言ってくださる方も多い。そんなふうに、時代は変われど続くビックリマンシールのすごさや愛される価値のようなものを、今の時代に広めるようなアニメにしてほしいということを、明確にお伝えしました」

 アニメの「これが、令和のビックリマン。」というキャッチコピーも話題になっている。

 「キャッチコピーは歴史の長さを物語っているなと。昭和から始まって、平成をこえて、令和まで続いているというのは、たくさんの方に愛され続けてきたロングセラーブランドだからこそ成り立つもの。ストーリーも『ビックリマン』の価値が、紙幣のようにかなり高い設定になっていて、アニメを通して昔はやった理由や、魅力や本質価値が今の時代も続いていることが分かりやすく描かれているところが、すごく期待できます。アニメ構想5年の中で、こうして実現しているのは本当にありがたく、私の夢も実現しました」

 アニメの収録現場では、「ビックリマン」の「お菓子が昔よりおいしくなっていますよね」というキャストからの声が多く聞かれるという。ウエハースについて本原さんは「基本の構成は変えていないのですが、2010年にはビスケットクランチに変えてピーナツアレルギー対応をして子供から大人まで安心して食べられる商品設計にしたりと配慮はしています。お菓子メーカーとしておいしさへの進化も日々研究を重ねており、チョコレートのおいしさやウエハースのよりサクサクした食感追求など発売当時からの技術進化があります。シールもお菓子も両方こだわる、ある意味二刀流なので、どちらも本気でやっています!」とこだわりを語った。

 アニメ第1話「ビックリなお届けもの!?」のカットも公開された。同作のスピンオフマンガ「ビックリメン バトルロワイヤル」が、マンガサイト「週刊コロコロコミック」(小学館)で連載されることも発表された。11月10日に連載を開始する。全12話。

 「ビックリメン」は、現代を舞台にビックリマンシールを巡る戦いが繰り広げられる。「上野さんは不器用」「ゆるめいつ」などの月見里智弘さんが監督を務め、人気マンガ「シャーマンキング」などで知られる武井宏之さんがキャラクター原案を担当する。「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのシンエイ動画が制作、レスプリがアニメーション制作を担当する。

 「ビックリマン」は「人をビックリさせる」「ドッキリさせる」をコンセプトとした菓子として1977年に誕生。1985年に発売した「悪魔VS天使シリーズ」は、年間約4億個を販売するなど社会現象になった。アニメとして「ビックリマン」(1987~89年放送)、「新ビックリマン」(1989~90年放送)、「スーパービックリマン」(1992~93年放送)、「ビックリマン2000」(1999~2000年放送)、「祝 ハピ☆ラキ ビックリマン」(2006~07年放送)が制作されてきた。

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