解説:「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」でも存在感 巨大なデストロイガンダム ガンプラ化も話題

「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のデストロイガンダムのプラモデル「HG 1/144 デストロイガンダム」
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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のデストロイガンダムのプラモデル「HG 1/144 デストロイガンダム」

 アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」に登場するデストロイガンダムのガンプラ(プラモデル)「HG 1/144 デストロイガンダム」(バンダイスピリッツ)が3月9日に発売される。巨大可変MS(モビルスーツ)のデストロイガンダムを「HG」シリーズで立体化した。全高約39センチのビッグサイズで、MA(モビルアーマー)形態に変形する。デストロイガンダムは大ヒット中の劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場したことも話題になっている。そもそもデストロイガンダムとは……。

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 ◇サイコガンダム? 悲劇の物語

 デストロイガンダムは、地球連合軍が作り出した巨大可変MSで、全身にさまざまな火器を配し、陽電子リフレクターを備える。単機で一つの都市を壊滅させられるほどの機体で、“殺戮(ジェノサイド)マシン”とも呼ばれる。ベルリン戦で、エクステンデッド(強化人間)のステラ・ルーシェの搭乗機として初登場した。

 「SEED DESTINY」の主人公の一人であるシン・アスカは、敵とは知らずステラと出会い、特別な感情を抱く。その後、シンは、デストロイガンダムに乗るステラと対峙(たいじ)することになる。

 シンとステラの悲劇の物語は「機動戦士Zガンダム」の主人公のカミーユ・ビダンと強化人間のフォウ・ムラサメの関係をほうふつとさせるところもある。フォウが乗っていたのは、巨大MAのサイコガンダムだったこともあり、「SEED DESTINY」の放送当時、デストロイガンダムの登場に、サイコガンダムを連想した人も多かったようだ。

 ◇ワンオフ機ではない! 待望のガンプラ化

 デストロイガンダムは、ワンオフ機と思いきや複数機存在する。ヘブンズベースの戦いではスティング・オークレーの搭乗機を含む5機が登場し、レクイエム攻防戦にも3機が出撃した。

 「SEED FREEDOM」にもブルーコスモス残党が運用するデストロイガンダムが登場。YouTubeで公開される冒頭映像でもその姿を確認でき、デストロイガンダムを見たキラ・ヤマトの「またこんなものを!」というせりふが印象的だ。

 3月9日発売されるガンプラ「HG 1/144 デストロイガンダム」は、全高約39センチとビッグサイズながら変形するギミックを備える。頭部、腕部、脚部、背面など各所にMS、MAそれぞれの形態の安定性を向上させるロック機構を採用。五指は各関節が可動し、全長約26センチの大型ビームエフェクトも付属する。

 デストロイガンダムはこれまでも立体化されているが、144分の1スケールの「HG」シリーズで立体化されるのは初めて。ファンにとって待望のガンプラ化ということもあり、昨年9月に「第61回全日本模型ホビーショー」で発売が発表されると、SNSで歓喜の声が多く上がっていた。ビッグサイズ、価格は1万4300円と比較的高価ではあるが、人気キットになりそうだ。

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