お笑いコンビ「にゃんこスター」のアンゴラ村長さんの初のデジタル写真集「アンゴラ村長『151センチ、48キロ』100ページ豪華版 withTALENTデジタル写真集」(講談社)が好評を博している。インタビュー後編では、「また『キングオブコント』の決勝に行きたい」と熱弁するアンゴラ村長さんに、芸人としての今後の展望や、30代の目標について語ってもらった。(前後編の後編)
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「にゃんこスター」のこれまでの活躍を振り返ると、2017年に結成5カ月で「キングオブコント」準優勝。“縄跳びネタ”で注目を集め、一気に人気芸人の仲間入りを果たした。
今年6月5日には、結成7年目にして初の単独ライブ「飛拳」を開催。アンゴラ村長さんは「お客さんが来てくれるのか不安だったんですけど、なんとか当日までに席も埋まって、2時間ずっと盛り上がって、人生の最後に思い出すだろうなというくらい、すてきな時間でした」と感慨深げに語る。
そして、7年間の芸人としての道のりを回顧し、「最初テレビに出た時は、自分に自信がなくて、何をやっているのか分からないこともたくさんありました。それがお茶の間の方にも伝わって、たたかれたり、批判されることも多くて……。それでも、地道に自信を付けるための努力もしたし、ネタもたくさん書いてきました」と打ち明ける。
その結果、初めての単独ライブは大成功した。「こんなに温かくてすてきなお客さんがついてきてくれたんだから、もうちょっと自分に自信を持とうとか、お客さんを信じて安心してみようという気持ちになりました」とほほ笑む。
一方で、相反する感情も生まれたという。「こんなに笑ってもらってめちゃくちゃうれしかったんですけど、終わった後にマイナス寄りな感情もしっかりあって、『もっとこういうネタが書けたら、お客さんがにゃんこスターのいろんな面を知ってくれたのに』と反省したんです」と吐露。
「自分っていいなって思いました。こんなに向上心あるんだって、初めて知ったので。まだまだ伸びそうだなって自分で思いました(笑い)。おごらず、お客さんにずっと優しく、期待してもらえるように、粛々と頑張っていこうと思います」と目を輝かせた。
そんなアンゴラ村長さんに、芸人としての今後の展望を聞くと、「単独ライブを毎年続けられる芸人になりたいです。福岡とか大阪とか、地方でも単独ライブをやって、それでお金をいただいて生活できたら、どれだけ幸せかなと思いました」と笑顔を見せる。
芸人業の傍ら、新卒で入社した会社に、今でも月に2回ほど出勤を続けている。
「会社の人は新卒の頃から気に懸けてくれていて、『これってアンゴラを呼んだら仕事が広がるよね』って、会社の新しいサービスの広告塔にしてくださったり、本当にお世話になっています。もしも、めちゃくちゃ芸人として忙しくなっても、会社に籍は置いたまま、何か貢献できたらいいなという思いはあります」
5月に30歳の誕生日を迎えたアンゴラ村長さん。「30代は結果を出す年にしたいです」と意気込む。
「20代で努力をしようと決め、努力をしたという自信もついてきて、あとは結果だけ。『キングオブコント』でまた決勝に行くとか、何か結果として応援してくれる方たちに見せたいです」と熱く語っていた。