小倉蒼蛙:3年前に六つのがん「『あと1年か2年です』と言われ」 克服をきっかけに「小倉一郎」から改名 「徹子の部屋」で

「徹子の部屋」に出演した小倉蒼蛙さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した小倉蒼蛙さん=テレビ朝日提供

 俳優の小倉蒼蛙さんが、12月17日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。六つのがんを克服したことをきっかけに、芸名を「一郞」から自身の俳号「蒼蛙(そうあ)」に改名した経緯を語った。

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 3年前、六つのがんが発見され、ステージ4と宣告された小倉さん。がんが分かった際は「足首を骨折して整形外科に通っていたら、背中が痛いんですね。張り薬を張っても治らないので念のため調べたら、両方の肺にがんが見つかった。『あと1年か2年です』と言われて『ああ、そうですか』と」と振り返った。

 4人の子供たちに状況を伝え、専門病院を受診。すると、脳、リンパ節、胸の骨、肋骨に計六つのがんが見つかった。「いよいよこれはダメだな」とショックを受けたが、がんセンターの医師は「薬があるから大丈夫です」と励ました。

 治療の結果「放射線で骨と脳のがんは消えて、抗がん剤で両方の肺のがんは消えて。『うそみたい』」となり、副作用もなかったという。医師から再発の可能性を指摘され、念のため毎月、抗がん剤治療を行っている。

 闘病中、点滴を受けながらその間に俳句を考えていた小倉さん。俳句がなかったら途方に暮れていたという。「命拾いしたというか、がんが消えちゃいまして。それで生まれ変わった気分で、俳句の名前を芸名にしちゃいました」と改名理由を語った。

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