呪術廻戦 死滅回游 前編
第48話「執行」
1月8日(木)放送分
2021年に本屋大賞にノミネートされた深緑野分さんの人気小説が原作の劇場版アニメ「この本を盗む者は」が12月26日に公開された。書物の街・読長町が突然、物語の世界に飲み込まれてしまい、本嫌いの高校生の御倉深冬が、不思議な少女・真白と共に町を救うため、本泥棒を捕まえる旅に出る……というストーリー。片岡凜さんが主人公・深冬、真白を演じた田牧そらさんが声優に初挑戦し、東山奈央さん、諏訪部順一さん、伊藤静さん、土屋神葉さん、朴ロ美さん、千葉繁さんら豪華声優陣が出演する。御倉ひるね役の東山さん、与謝野蛍子役の伊藤さん、春田貴文役の土屋さんに、同作や“本”への思いを聞いた。
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伊藤さん 深冬ちゃんは、いろいろな本を渡り歩くことになりますが、私もやってみたい気持ちになりました。私たちもその声優としていろいろな作品に入っているようなところがあります。ただ、決まった役を演じますし、その世界の中で 自分で考えて自由に動く深冬ちゃんを見て、やってみたいと思ったんです。
土屋さん 僕は本が好きでして、憧れていた本の中の世界に実際入ってみたら、少しだけ怖いかな?とも思いました。読者だから楽しめるけど、本の中は普通の世界とは違いますし、できれば入りたくないと思ったんです。
東山さん 読長町という場所が一つの舞台になっていますが、深冬ちゃんが飛び込む本の世界によってガラッと世界観が変わっていきます。福岡大生監督が「資料が広辞苑くらい分厚くなった」とおっしゃっていましたし、スタッフさんたちは、一つの作品の中で何本もアニメを作っているようなものだと思うんですよね。映像化するのがすごく大変!と思いました。いろいろな世界に飛び込んでいく面白さもありますし、キービジュアルに「謎解き冒険ファンタジー」というキャッチコピーもありましたが、体験型ゲームとコラボもあったら、面白そうですね。
伊藤さん 面白そう!
東山さん キーとなる人物ではあるんですけど、序盤はセリフがあまり多くなくて、本を読むか、昼寝をするかなので、寝言と寝息だけで、ひるねおばちゃんのチャーミングさを感じていただけるようにしようとしました。このアニメの尺の中だけでは描き切れない深冬ちゃんとのこれまでの月日があるからこそ、ラストの展開に心打たれるものがあるので、これまでの生活を想像しながら、大切に演じていこうとしました。
伊藤さん 基本的に、深冬ちゃんたちに少しけしかけるようなところがあるのですが、登場する世界によって、役柄がガラッと変わるので、同じ顔で同じ声だけど、全然違うんです。別の作品くらいの気持ちで、それぞれの世界の蛍子さんを演じていました。元々の蛍子さんは飄々として、少しつかみどころがなく、謎もあります。そこをフワッと匂わせるか匂わせないかくらいで演じました。彼女には求めるものがあって、深冬ちゃんたちが謎を解き明かしていくように、彼女もそこに向かってけしかけたりします。アニメは、深冬ちゃんを中心としたお話ですけど、彼女にもストーリーがあることを感じながら演じました。
土屋さん アフレコが始まる前に、起用理由を「大学生っぽいからです」と説明されました。「生っぽい演技だった」ということで、大学生ですし、肩肘を張らずに等身大で演じようとしました。もちろん決めるところはしっかり決めています。各世界によって、変化するところもあるのですが、基本的には内面の変化をベースにマイナーチェンジくらいの変化を心掛がけました。
東山さん 「深冬ちゃんを泣かせたいので、お願いします」というディレクションがあり、プレッシャーがありました。真っすぐなキラキラした目で言われたので、どうしよう!?となって。
土屋さん 僕は、ニワトリ役に初挑戦させていただきました。ほかにも初挑戦の動物を演じています。
東山さん ニワトリは3羽出てきますよね。どれが神葉君なの?
土屋さん 聞き分けていただけたら嬉しいです(笑)。
伊藤さん 私もある動物に初挑戦しています。走って逃げていくので、人の息なのか動物の息なのか分からないかもしれませんが(笑)。とにかくヒャヒャヒャヒャと急いで逃げています。
東山さん 私はドキュメンタリー的な本を読むことが多いです。悩み癖があって、自分で答えを見つけるのが得意ではないので、いろいろな人の意見が聞きたくて本を読んでいます。本には、自分一人の人生だけだったら、絶対に経験できないようないろいろな人の人生が凝縮されていますし、それを読むことで、役を演じることにもつながります。自分の人生における金言を見つけられることも多いんです。さまざまな人の積み重ねがなかったら、文化は進化していかないですし、先人の教えがあって、知恵を身に着けていく……とバトンをもらっているようにも感じています。線を引いたり、付箋を貼ったりしながら、読み返しています。
土屋さん 僕にとっての本は“相棒”です。基本持ち歩いてます。アフレコや舞台などでセリフを覚えないといけない時は、ゴチャゴチャになってしまうので、本を読むことを一旦やめるのですが、今はちょうど一週間くらい読める時期なので、昨日も午前中で一冊読んで、今も新しい本を読んでいます。小説が多いのですが、いつも読むような本を3冊読んだら、ちょっと冒険をしてみたり、科学に関する新書を読んだり……というループで読み続けています。最近、ハマっているのは翻訳の本です。作家さんと翻訳家さんの個性のマッチングが好きで、海外の作家さんの本をジャケ買いしています。
伊藤さん そんなに読むんですね!
東山さん 神葉君は、心の柔らかい人だと思っていたけど、本をたくさん読んで、常に刺激を受けているからなのかな?
土屋さん 小さな頃から、いろいろな本に支えられて生きています。今は、中学生くらいに読んだ本をもう一度読んだりもしています。今読むと、全然印象が違うし、結構忘れているんですよね。
伊藤さん 私は小さい頃から母が読み聞かせをしてくれていて、それで本が好きになって、小学生の頃は少女小説のようなシリーズを読んでいました。物語がやっぱり好きなので、自分が物語の中の誰かになったつもりで読むのが好きでした。私も昔読んだ本をもう一度読んでみようと思って「ガンバとカワウソの冒険」という児童小説を読み返したのですが、すごく言葉がしっかりしているし、分かりやすいんですよね。
伊藤さん それで役者になろうと思ってたわけではないのですが、セリフを読むのが好きなんですね。小学校の時に国語の教科書を朗読していて、先生が母に「お芝居をやるのもいいんじゃないですか?」と言ってくれたのですが、それから意識するようになりました。主人公になりたがっちゃうタイプなんですよね(笑)。
伊藤さん 目から入ってくる情報がすごく多い作品ですし、作品の世界がすごく広がっています。五感で楽しんでいただけたらうれしいです。
土屋さん 完成した作品を見た時、画ももちろんなのですが、音楽に衝撃を受けること多々あるのですけど、「この本を盗む者は」がまさにそうなんです。このセリフだからこの音楽なんだ……と感じました。監督の脳内ではこの音楽が流れていて、アフレコをしていたんだと腑に落ちるところもありました。原作を読んだ方はもちろん、原作をまだ読んでいない方も楽しめる作品なので、あらゆる人に見ていただきたいです。
東山さん 音楽も本当に素敵でしたよね。個人的な話なのですが、声優になりたいと思ったきっかけになったアニメの音楽が大島ミチルさんだったんです。元々、すごくファンで、どういうふうに音楽で彩られるんだろう?と楽しみにしていました。大島さんは、さまざまな作品を手掛けられていますが、私はファンタジー作品の大島さんの音楽が大好きで、今回も曲がかかる度に感動しながら見ていました。劇場の大音響で聴いていただくと、心がより震わされると思います。いろいろな本の世界に飛び込み、それぞれの音楽をさまざまな国でレコーディングしています。やっぱり違うんですよ。空気感がそれぞれあって、こだわる理由が絶対にあるんですよね。もちろんアニメーションも素晴らしく、美しいですし、ぜひ劇場で見ていただきたいです。
阿仁間満/MANTANWEB
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