風、薫る:女郎・夕凪を巡る状況が次第に変化し始めた第52回 視聴者を最もクギヅケにした「注目度」74.7%の場面は?

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第52回(6月9日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時4分の74.7%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇夕凪の病室に、再び権田が来襲

 第52回は、新聞記事の影響で、“夕凪”ことセツ(村上穂乃佳さん)の病室には励ましのお見舞いの品が次々と届くようになる。一方、新聞を読んだ権田(梅垣義明さん)が病室に現れ、セツを無理やり連れ戻そうとするが、りん(見上さん)、直美(上坂さん)らの機転でなんとか事なきを得る。

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 この日の注目度は、序盤でこの日の最高値74.7%を記録すると、その後はエンディングまで、ノコギリの歯のように小刻みに上下しながら、緩やかに下降していくグラフを描いた。

 ◇ピークは看護婦見習い一同の“一芝居”

 この日、最も注目度が高くなった午前8時4分(74.7%%)は、新聞記事を読んだ女郎屋の主人、権田が、セツの病室を急襲した場面。もう十分休ませてやったと、まだ熱が下がらないセツの布団をはがし、権田がセツを連れて帰ろうとするあたりからが4分台だ。止めようとする直美と権田が取っ組み合いになった時、突然扉が開く。

 「失礼します! 患者さん、入ります」。入ってきた泉喜代(菊池亜希子さん)が権田と直美の間に入り、権田に「すいません。担架入ります。退室願います」とお願いする。続いて、りんらが女性を乗せた担架を持って病室に入ってくる。着物姿の女性が苦しんでいる様子を見て、さすがの権田も先ほどまでの剣幕は消えて、静かに見守っている。

 玉田多江(生田絵梨花さん)が「頻脈。医師を呼んできます」と病室を出ていくのに合わせて、直美が権田に「医師も来ます。とにかくきょうのところはお引き取りください」と頭を下げる。権田はやむを得ず「夕凪、図に乗るなよ」と捨てゼリフをはいて、帰っていく。

 実はこの担架に乗っていたのは看護婦見習いの工藤トメ(原嶋凛さん)。権田を追い返すため、りんが相談し、看護婦見習い一同で一芝居打ったのだろう。ほとんどの視聴者はすでにわかっていただろうが、午前8時5分台は見習い生たちがネタ晴らししていくやりとりが楽しい。そんな5分台も72.0%と注目度は高かった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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