龍馬伝:高杉晋作役に伊勢谷友介 大河ドラマ初出演 龍馬の“ソウルメイト”を熱く描く

 放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の高杉晋作役を俳優の伊勢谷友介さん(33)が演じることが20日、明らかになった。伊勢谷さんは20日に収録を開始。伊勢谷さん演じる高杉晋作は7月18日の回に初登場する。

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 「龍馬伝」は、幕末の英雄・坂本龍馬の33年の生涯を、三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の視点から描いたドラマ。大河ドラマ初の4部構成で、高杉晋作は7月にスタートする第3部「RYOMA THE NAVIGATOR」から登場する。高杉晋作は吉田松陰門下で学び、尊皇攘夷(じょうい)運動に乗り出す長州藩士で、志願兵による「奇兵隊」を結成。長州藩と幕府との戦いでは、海軍総督として活躍し、幕府軍を敗走させた。龍馬が所持したピストルは高杉から贈られたもの。

 伊勢谷さんは96年にモデルデビュー、98年には映画「ワンダフルライフ」(是枝裕和監督)に出演し、俳優デビューを飾ったが、これまで映画を中心に活動しており、ドラマは09年のNHKドラマ「白洲次郎」が初出演・初主演だった。ドラマはそれ以来の出演で、もちろん大河ドラマは初出演となる。

 「龍馬伝」の制作統括を務める鈴木圭チーフプロデューサーは「幕末の革命児・高杉晋作は、龍馬と並んで人気の高い人物。晋作と龍馬は、若くして亡くなり、型破りなファッション感覚を持ち、海外への飛躍を夢見ていたなど、共通点もたくさんあります。『龍馬伝』では、同じ魂を持つ者=ソウルメイトとして、二人の交流と友情を熱く描きます」と話し、伊勢谷さんについて「ドラマスペシャル『白洲次郎』で、鮮烈なテレビデビューを飾り、骨太な、渾身(こんしん)の演技はまさに今が旬です。『伊勢谷晋作』、また新しいヒーロー像が誕生します。どうぞお楽しみに」と期待を寄せている。(毎日新聞デジタル)

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