成海璃子：「書道ガールズ」カンヌで書き納めのパフォーマンス　ベッキー・クルーエルも参戦

　女優の成海璃子さんらが１７日（現地時間）、仏カンヌ国際映画祭で、映画「書道ガールズ！！　わたしたちの甲子園」のアピールのため、書道パフォーマンスを披露した。はかま姿で大筆を振るった成海さんは「無我夢中で何も覚えていません。ただ、撮影前からずっと練習してきた書道に思いを込めて書きました。この思いが海外の人たちにも少しでも伝わってくれたらと思います」と語った。

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　「書道ガールズ！！」は、情報番組「ズームイン！！ＳＵＰＥＲ」（日本テレビ系）で特集されて反響を呼んだ「書道パフォーマンス甲子園（全国高校書道パフォーマンス選手権大会）」に出場した愛媛県立三島高校をモデルに、成海さん演じる主役の早川里子率いる「四国中央高校」の書道部を描いた。部員役で、桜庭ななみさんや山下リオさんらが出演。ロックバンド「ＲＩＺＥ」のドラマーで、映画「クローズＺＥＲＯ２」（０９年）などに出演した金子ノブアキさんが書道部の顧問を演じている。舞台となった四国中央市でロケを行い、三島高の現役書道部員も多数出演している。

　「書道ガールズとしてのパフォーマンスは今回が最後だと思うので、精いっぱいやります」と意気込んでいた成海さんは、澄み渡る青空の下、カンヌのザメンホフビーチの特設ステージに登場。三島高の書道部員６人と、「可愛いにもほどがある」と人気の英マン島出身のアイドル、ベッキー・クルーエルさんらとともに、「Ｉ　Ｌｏｖｅ　Ｃａｎｎｅｓ！　書道ガールズ参上！」など３種類の大きな書を書き上げ、集まった観光客らから拍手喝采（かっさい）を浴びた。

　同作は正式出品されてはいないが、映画祭のマーケットで海外販売を実施。関係者によると、パフォーマンスを受けて、１８日のマーケット試写には「パフォーマンスを見た」という各国のバイヤーたちが訪れるなど、今後のセールスにも期待が持てる結果となったという。（毎日新聞デジタル）