風の谷のナウシカ:「エヴァンゲリオンは巨神兵」ジブリの鈴木プロデューサー明かす

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 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが27日、東京都内で行われた劇場版アニメ「風の谷のナウシカ」(宮崎駿監督)のブルーレイディスク(BD)完成披露発表会に登場し、ナウシカに出てくる「巨神兵」を引き合いに庵野秀明監督の「エヴァンゲリオン」について「エヴァンゲリオンは巨神兵」との解釈を披露した。庵野監督は当時、アニメーターとして「ナウシカ」の製作に参加しており、「彼(庵野監督)は30年近く、巨神兵に取りつかれてたんだなって分かったんです」と語った。

 発表会は「パナソニックセンター東京」(東京都江東区)で行われ、鈴木プロデューサーは庵野監督と最近対談したことを明かしたうえ、「『エヴァンゲリオン』をこの間初めて見て分かってしまった。エヴァンゲリオンは巨神兵なんだ」と明かした。

 一方、ナウシカBD化の経緯について鈴木プロデューサーは「ディズニーからブルーレイの話をもらったとき、ふとナウシカが浮かんだ。『(借りぐらしの)アリエッティ』(最新作)と『ナウシカ』というキャラクターが根拠もなくつながってしまった。インスピレーションですね。もう一つ大きな理由としては、公開時のネガが傷んでいくんです。それで公開時のきれいなプリントを再現してみたいと思ったんです」と説明。また、ナウシカ公開後1カ月ほどがたった時、「宮さんから『そろそろ映画も終わるし、ネガ捨ててよ』と言われて、『冗談じゃない』と大もめしたんです。それで僕が守ったんです」というエピソードも披露した。

 BD化の際、宮崎監督はデジタル処理をすると色にぎらつきが出ることから難色を示していた。だが、色を公開時のものを尊重して必要以上に奇麗にしないという条件で2カ月間をかけ、一コマ一コマ丁寧にデジタル化されたという。スタジオジブリ作品のBD化は「崖の上のポニョ」に続いて2作目。作業はパナソニック・ハリウッド研究所の全面協力を得て完成した。

 「風の谷のナウシカ」は、巨大な「蟲(むし)」が生息し、有毒の瘴気(しょうき)を発する「腐海」と呼ばれる広大な森に侵食されている世界が舞台。人口わずか500人の王国「風の谷」に住む族長の娘ナウシカは、空飛ぶ機器「メーヴェ」を使って空を飛び、巨大な蟲「王蟲(オーム)」と心を通わせられる不思議な力を持っていた。だが、平和な風の谷に軍事国家トルメキアが侵攻する。トルメキアは、かつて人類を破滅へと追いやった遺物「巨神兵」をよみがえらせ、その力で世界統一を図ろうとしており……というファンタジー。BDは本編約116分で、特典として復刻保存版ミニ本「『風の谷のナウシカ』GUIDE BOOK」を封入。音声特典として、鈴木プロデューサーと庵野監督の対談も収録されるという。ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンから7月14日発売。7140円。(毎日新聞デジタル)

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