ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
1巻が発売されたコミックスの中から、編集部と書店員のお薦め作品を紹介する「はじめの1巻」。今回は、「アフタヌーン四季賞」で四季大賞を受賞した伊咲ウタさんが「good!アフタヌーン」(講談社)で連載している「サヤビト」(590円)です。
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貴族のお嬢様のように見える少女・リヴィアと、頼りなさげな気弱な少年・クイファが旅をしていた。2人は、兵器として生まれた圧倒的な戦闘能力を持つ人造人間「サヤビト」を探し、サヤビトの保護と管理をするために旅をしていた。主人(アド)と契約することによってしか生きられず、戦う宿命を背負わされたサヤビトたちが、戦いの中に絆(きずな)を見つける……という物語だ。
ファンタジー世界でバトルアクションがあって相棒がいて……そんなマンガって世の中にたくさんある気もしますが、その典型的要素を押さえつつも、既存のどれにも似ていない作品、それが「サヤビト」だと思います。
ファンタジーでバトルというと、理由もよく分からずただひたすらに戦っているような作品を想像される方もいるかと思いますが、この「サヤビト」はキャラクター同士の絆を描く物語が中心になっているので、その心配には及びません。「サヤビト」というのは兵器として生まれた人造人間で、体に剣を内包していて戦闘時には「抜刀(リフ)」して戦うのですが、一度も剣を抜いてすらいない回もあるくらいで……。いや、もちろん、バトルアクションシーンはカッコイイですよ。ちゃんと。でも、泣けるシーンも盛りだくさんなので、人と人造人間のココロの物語を楽しんでいただけることをお約束します。
掲載誌「good!アフタヌーン」は何でもアリを売りにしたノンジャンルマンガ誌でありまして、今まで青年誌には興味ないとか、ファンタジーは苦手なんて思っていた方にこそ、こんなマンガもあるんだということを知っていただきたいです。よろしくお願いします!
クイファとリヴィアのペアが各地を巡り、サヤビトにまつわる事件を解決する、水戸黄門的なまた旅物です。兵器として生まれた人造人間サヤビトの生死とか、人とのつながりとかを扱ってる作品なのでお話が重くなりそうですが、この「また旅物」というスタイルと、リヴィアの直情的で物語をかき回す言動・行動のおかげで、テンポ良く読めます。同時発売の2巻の最後のエピソードでは同じ組織に属する他のペアも登場。主人とサヤビトとしては特殊な関係の主人公たちや違法なサヤビト売買組織など、伏線もちらほら出てきて、大きな物語となるであろうこれからの展開も楽しみです。
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