女優の米倉涼子さんが9日、赤坂ACTシアター(東京都港区)であったミュージカル「CHICAGO」の会見に登場した。今年は、美女囚人のヴェルマ役としてブロードウェイ公演にも出演したアムラ=フェイ・ライトさんと共演する米倉さんは「(ライトさんは)毎日刺激的。ものすごく面白いので、毎日しゃべってます。目と目で会話できて、やはりプロでやっている方なのですばらしい。向上心をもってやらなきゃと思います」と演技に刺激を受けた様子で、「(ライトさんの)旦那さんが(舞台の楽団の)ドラマーでものすごいラブラブなんです。でもケンカしてるときどうするんだろうと思います。味わったことないから味わってみたい」と夫婦共演に興味を示していた。
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「CHICAGO」は75年にアメリカで初演された1920年代のジャズ全盛期のシカゴを舞台としたミュージカルで、「キャバレー」でアカデミー監督賞を受賞したボブ・フォッシーさんが初演版の演出と振り付けを担当し、ロングランを続けている。08年の日本版初演に続き、米倉さんは自分の愛人を殺し、刑務所に入る主人公ロキシーを演じる。収監されている間に悪徳弁護士を雇い、スターダムにのし上がろうとする女優の卵という役どころ。
ライトさんは米倉さんについて「2人の間には素晴らしい化学反応が起きていて、舞台を観たら私達の素晴らしい友情をみていただけるでしょう。私は、この作品を世界中でやっていますが、このカンパニーは最高の舞台のひとつです」と絶賛していた。
また、米倉さんをひざに乗せて歌いながら演技をする河村隆一さんは、米倉さんのお尻は?と問われて「やわらかいです」と照れたものの、「でも余裕ないです。そういうことを考えてると間違えちゃうんで。悪徳弁護士といいながらも前回は、自分のさわやかな部分を出しすぎてた。もっと裏があってもいいと思ったんで、今回は狙ってます」と役どころについて話した。
この日は「オールザットジャズ」など公演の代表曲5曲のシーンを披露。米倉さん、ライトさんは「ホットハニーラグ」のシーンで見事な側転を披露した。東京公演は6月9日~7月4日、赤坂ACTシアターで上演される。(毎日新聞デジタル)