よしもとサッカー部:キャプ翼・高橋チームと対戦「勝ったらマンガに出して」

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の開幕日の11日、サッカー芸人として知られる「ペナルティ」のヒデさんを部長に吉本興業に所属する「よしもと芸人」で作った「よしもとサッカー部」が発足した。「キャプテン翼スタジアム」(横浜市中区)で、記念すべき初試合に臨んだ。監督も兼務するヒデさんは、「サッカーファンの聖地ともいえる『キャプテン翼スタジアム』で、我がサッカー部のお披露目ができることは光栄です」とあいさつした。

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 初試合の相手チームは、連載開始30周年を迎えるサッカーマンガ「キャプテン翼」の作者、高橋陽一さんが監督を務める芸能人女子フットサルチーム「南葛シューターズ」。ヒデさんが「レディーなんで、なにかハンデを」と申し出ると、高橋さんは緊張しながらも「毎日結構練習しているんで、大丈夫かな」と自信をみせ、もし負けたらブログでよしもとの笑いの祭典「LIVE STAND 2010」を宣伝することと、よしもとサッカー部のメンバーを、観客席に描くと約束した。メンバーは口々に「マジッすか?!」と大喜び。逆に「よしもとサッカー部」が負けたら「キャプテン翼スタジアム」のオフィシャル広報として、宣伝活動することも約束した。

 メンバーは「ペナルティ」の相方ワッキーさん、「NON STYLE」の石田明さんと井上裕介さん、「しずる」の池田一真さんと村上純さん、「ライセンス」の井本貴史さん、占師の「Love Me Do」さん、あべこうじさんの9人。石田さんは「練習ですでに熱中症気味。あと、頭に何か巻いているので吐き気がします」と試合前からフラフラ状態。相方の井上さんは「(ヘアバンドで)髪形が崩れないようにキープしてるんや。みんな大好き! 井上です!」と、観客に笑顔を振りまいていた。「しずる」の村上さんは「小中高大とサッカーをやっていたから自信あり。(イニシャルが)J・Mだから、吉本の“三杉淳”です」と腕前をアピール。ピン芸日本一「R−1グランプリ」王者のあべこうじさんは、選手ではなく審判を担当することになった。

 試合はヒデさんの解説で開始。「よしもとサッカー部」は、井上さんが1点を先取するものの、途中スタミナ切れで休んでいたキーパー石田さんの油断から同点に。後半直前には、「南葛シューターズ」のリーダーの吉川綾乃さんとワッキーさんの接触プレーで、ワッキーさんにイエローカードが出るなど、波乱の試合展開となった。

 後半はサッカー未経験の石田さんがゴールを守りきれずに2点目を取られるが、サッカー経験者のメンバーがフォロー。村上さんや井本さんのアシストでワッキーさんが2点目を取り返し、「Love Me Do」さんが長い髪を振り乱しながら3点目を奪い、3−2で「よしもとサッカー部」が初試合を勝利で飾った。

 試合後、ワッキーさんは「2番の彼女が本当にすっごいうまくってびっくりしました」と話し、高橋さんは「健闘したんですけれど、最後ちょっと、部員がちょっとビビッちゃったかな」と苦笑い。「みなさん、テクニシャンばっかりだったんで、しょうがない」と話すと、ヒデさんは「いや、本当に強かった。あと2、3分あったら、負けてましたよ」と健闘を称え合った。試合前の約束通り、「南葛シューターズ」のブログでは「LIVE STAND 2010」を宣伝。掲載号は未定だが、「週刊ヤングジャンプ」で連載中の「キャプテン翼 海外激闘編 EN LA LIGA」の中で、観客席によしもとサッカー部員が描かれることになる。(毎日新聞デジタル)

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