前立腺がんの治療のため、世界1周のアースマラソンを一時中断していたお笑い芸人の間寛平さん(60)が16日(現地時間)、治療を終え、米・サンフランシスコからトルクメニスタンへ出発した。空港での会見で「無事手術も終わり、今日トルクメニスタンに旅立ちます。そして、トルクメニスタンから頑張って、我がふるさと、日本に向かいます」と意気込んでいた。
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寛平さんは「気候的にはまだ行ってみないとわからないんですけど、ものすごい暑いとは聞いてますけど、暑いのはアメリカ大陸走ってるとき砂漠走ってるときに経験してるし、とりあえずがんばりたいと思います。行ってみて、体調考えて暑いときは休んで、朝方走るのか、夕方走るか、いろいろやっていきたいと思います。一歩でも前に進むようにがんばりたいと思います!」と再開への思いを語った。
だが、「今、正直言うて、めちゃめちゃ足が痛いです。副作用かも分かりませんね。これは徐々に痛みは無くなってくると聞いてます。毎日だいたい10キロくらいは走っているんですけど、なんかしらんけど足がものすごく痛くて。僕が思ってたんは、毎日50キロ走ったけど、急にボンとやめたでしょ。せやから足にきてんのかーと思ったんですけど、先生がとりあえず薬を飲めと、多分痛いと思うから、新しい細胞とかできて治っていくから痛い時は飲めと、無理せんでいいと言われました」と不安な一面も明かした。
現地で献身的な看病をした妻・光代さんには「ほんまに嫁はんとこうして2か月間毎日ずーっといてるってことも無かったし、初めてなんですけど、すごい、ほんまにギャグで言うように、いくつになっても甘えん坊。ずっと甘えさせていただきました。ほんとによう迷惑かけたな~」と感謝していた。
最後に「初めて病気になって、こんな気持ちになったり、経験した事も、ほんま病気になってない人にはわからない。絶対負けんとこって思うわ。どんなことがあっても負けへんよ! 足めちゃめちゃ痛いけど、くっそー、この痛みに負けへんでー!っていう気でよっしゃ、50キロ絶対行ったる、って気になる。痛みに負けへん!!やるぞー!行くぞー!大丈夫!これから戦いに行ってきます!みなさん、応援よろしくお願いします!待っててください!」と気合を入れていた。(毎日新聞デジタル)