NHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少期を演じた濱田龍臣君(9)がミュージカル初主演する「ロディ・ミュージカル」制作記者発表会が7日、赤坂ガーデンシティ(東京都港区)であり、濱田君は「主演と聞いてびっくり。舞台も初めてなので、みなさんが元気になれるような舞台にしたい」とあいさつした。他の出演者に「座長!」と呼ばれ、舞台を引っ張っていく自信は?と聞かれると「そこまではないです」と照れていた。
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「ロディ・ミュージカル」は、イタリア生まれの馬のキャラクター「ロディ」を初めてミュージカル化したもので、劇団「ヨーロッパ企画」の脚本、映像制作会社「ロボット」の制作で、舞台での演技と「ロディ」の映像が融合する演出が見どころとなる。舞台は、ジャミータウンで暮らす走ることが苦手な男の子・ロディ(龍臣君)は、ひょんなことから町内のマラソン大会に出場することになる。自分が「のろま」とからかわれるせいで悲しい思いをしているママを喜ばせるため、ロディは毎日必死に練習し、やがてその頑張りに周りの仲間たちも協力してくれるようになる…という物語。ドラマ「ごくせん」などで人気の脇知弘さんや映画「ダーリンは外国人」のジョナサン・シェアさん、映画「FLOWERS」に出演した駿河太郎さんらが出演する。
けいこ場での龍臣君について、ジョナサンさんは「龍臣君は一生懸命。パパ役なので『誰このオッサン』って思われないように、インドアサッカーをしてコミュニケーションしています」と話した。脇さんは「けいこ場はめっちゃ明るすぎます。龍臣がいつも場を和ませてくれて。座長の素質があると思いますよ」と話し、駿河さんも「龍臣は自分のけいこがない時もご飯にわざわざ来てくれて、座長だな~って感じました」と太鼓判を押した。また、七夕にちなんで龍臣君は短冊に「このミュージカルを見て、いろいろな人が優しい気持ちになれますように」と書き、「ミュージカル、みんなで頑張るので、ぜひ見に来てください」とアピールすると、出演者たちは「よっ!さすが座長」と最後まで冷やかされていた。
ミュージカルは8月2~6日、草月ホール(東京都港区)で上演される。(毎日新聞デジタル)