小泉今日子:「夢の中に現れた」故・岡田有希子さんへの思いつづるエッセー朗読

「J-WAVE」の特別番組の公開収録で朗読する小泉今日子さん
1 / 1
「J-WAVE」の特別番組の公開収録で朗読する小泉今日子さん

 女優の小泉今日子さん(44)が25日、FMラジオ局「J-WAVE」の特別番組の公開収録で、86年に投身自殺した岡田有希子さんに対する思いをつづったと思われる自身のエッセー「彼女はどうだったんだろう?」を朗読した。

あなたにオススメ

 「彼女はどうだったんだろう?」は、小泉さんが07年4月号から雑誌「SWITCH」(スイッチ・パブリッシング)で連載したエッセーを単行本化した「原宿百景」に収録されている。朗読は「J-WAVE」と「SWITCH」のコラボレーションで同単行本の発売を記念して行われた特別番組「J-WAVE SPECIAL SWITCH 25th PROJECT『小泉今日子 原宿百景』」の一環として行われた。

 「夏風邪をひいて鼻声」と話した小泉さんは、集まった100人を超える観客の前で、自分がデビューするきっかけや、デビュー前にボイストレーナーの“コウノ先生”の元へ通ったことを振り返った「嵐の日も 彼とならば」を朗読。続けて「彼女はどうだったんだろう?」を朗読した。

 小泉さんは作品中、2年後輩の新人アイドルの「彼女」へとし、自分が学校の勉強が嫌いだったことや高校を中退したため睡眠時間を確保できたことを語りながら、「彼女はどうだったんだろう?」と問いかけている。「彼女」が満面の笑みで話しかけてくれたことや、「彼女」が「空を飛んでしまった」こと、その死をちゃかすようなことを言ったファンに対して自分が“キレた”ことなどをつづり、「彼女」が夢の中に現れたことを明かしている。読み終わった小泉さんは、作品の内容については何も語らず、「自分が書いたものを自分で読むのは恥ずかしい。照れちゃう」とはにかんでいた。

 「原宿百景」は、前述の2編を含む全11編のエッセーのほか、17編の対談、原宿で撮影された小泉さんの写真を収録。エッセーは、アイドル時代に受けたいやがらせや、両親の別居や離婚、“タイマン”の経験などが独特の語り口でさらりとつづられており、対談には音楽プロデューサーの小林武史さん、イラストレーターの安西水丸さんらが参加している。カラー192ページ、1680円。

 公開収録には作詞家の秋元康さん(54)も登場した。ラジオ放送は8月7日深夜24時~同25時。(毎日新聞デジタル)

芸能 最新記事