宮崎あおいさんと大竹しのぶさんが母娘を演じる、映画「オカンの嫁入り」(呉美保監督)の完成披露宴が28日、明治記念館(東京都港区)で行われた。大竹さん演じる陽子の15歳年下の婚約者・研二を演じる桐谷健太さんは「お会いする前から好きで、お芝居をしてもっと好きになりました」と語り、「(好きなところが)たくさんありすぎて……本当にチャーミングですし。好きになることに理由はないんです。吸盤みたいにきゅっと吸い付く感じで、すごく優しいですし、本当に大好きです」と熱烈に“告白”したが、大竹さんは「それにはこれっぽっちも応えられません。好きになるのに理由はないですが、嫌いになるのにも理由はないと思います」とあっさりふっていた。
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「オカンの嫁入り」は咲乃月音さんの小説が原作。母一人子一人で仲良く生きてきた陽子(大竹さん)と月子(宮崎さん)だったが、あるとき、陽子は15歳年下の金髪の婚約者・研二(桐谷健太さん)を連れてくる。突然のできごとが受け入れられない月子は、家を飛び出してしまう。その後、外見とは違ってまじめで人柄のよい研二と月子は打ち解けていくが、陽子には月子に打ち明けられない秘密があった……という物語。共演は絵沢萌子さん、國村隼さんら。
桐谷さんは「どれだけ骨の髄まで抱きしめられるか、どれだけ愛し愛されるかと、芝居もそうですが桐谷健太も好きになってほしいと。僕、恋愛映画は初めてなんですけど、初のお相手が大竹さんで幸せだなあって思います」と大竹さんを絶賛。大竹さんは「人生は自分のものですし、子供のための人生でないので、こんなやつですが、私は私の人生を生きていきたいです」と語り、結婚間近と熱愛報道があった前夫の明石家さんまさんとの連絡は「取れていません」と話した。
会見で大竹さんら出演者は、結婚披露宴さながらに全員着物姿で金びょうぶの前に登場。会見では、大竹さんへのラブコール以外にも桐谷さんが作品や演技について熱く語っており、もし桐谷さんがお父さんだったら?と振られた宮崎さんは「たまに会うと、すごくいい人でおもしろいので、たまに会いたいです」と答えて笑わせていた。映画は9月4日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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