WOWOW:ウェブラジオ「わう*アニ」復活 「アフロサムライ」の舞台裏に「攻殻」リメーク秘話も

「わう*アニ」に出演したイラストレーターの岡崎能士さん(左)と小林治さん
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「わう*アニ」に出演したイラストレーターの岡崎能士さん(左)と小林治さん

 WOWOWのアニメ番組情報を紹介するウェブラジオ「わう*アニ HOTレビュー」の収録が2日行われた。「アフロサムライ」の原作者で、劇場版アニメ「サマーウォーズ」のアバターデザインを手掛けたイラストレーターの岡崎能士さんが出演した。

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 「わう*アニ」は、声優らをゲストに招いて作品の舞台裏などを語るウェブラジオ。元アニメ誌編集者でライターの小林治さんの司会で2月まで、3年9カ月間160回配信された。今回は、「アフロサムライ」(14日深夜0時半)や押井守監督の「スカイ・クロラ」(6日午後10時)など世界で人気の日本アニメ12作品を放送する特集「ジャパン・クールアニメ」(8月6~15日)に合わせ、一夜限りで復活した。岡崎さん以外にも、特集で放送される「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」(8日午後11時)の石井朋彦プロデューサー、劇場版アニメ「PERFECT BLUE」(15日深夜0時50分)に主演した歌手で声優の岩男潤子さんも出演した。

 岡崎さんは、マンガ「アフロサムライ」を自費出版して200部しか刷れなかったが、にもかかわらずフィギュア化の話が持ち込まれ、米俳優のサミュエル・L・ジャクソンさんからアニメ化の打診があったという舞台裏を語った。

 石井プロデューサーは、「攻殻機動隊2.0」のリメークについて、押井監督が米国での打ち合わせの帰りに、空港でビールを片手に「『攻殻』の音を作り直したい」と言いだしたことがきっかけだったと明かした。また、アニメ「東のエデン」の神山健治監督と、押井監督の新作について、それぞれで企画を進めていることも明らかにした

 岩男さんは、「PERFECT BLUE」でアイドルから女優への転身を図ったヒロインを、女性アイドルグループ「セイントフォー」を解散した直後に演じたことについて、「怖いくらい重なっていた。(オーディションでは)絶対に合格をいただくつもりだったし、決まった後も思いのまま出演じさせていただいた」と振り返っていた。収録の様子は「USTREAM」で中継され、番組は8月末までポッドキャストで配信される。

 特集「ジャパン・クールアニメ」では、押井守監督の「イノセンス」(8日深夜0時半)や、「攻殻機動隊」の士郎正宗さん原作の「アップルシード」(6日深夜0時10分)、その続編「エクスマキナ」(6日深夜2時)などが放送予定。(毎日新聞デジタル)

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