注目アニメ紹介:「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」 屍の町からの逃亡 若者らの奮闘描く

「学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド」の1シーン(c)佐藤大輔・佐藤ショウジ/富士見書房/H.O.T.D.製作委員会
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「学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド」の1シーン(c)佐藤大輔・佐藤ショウジ/富士見書房/H.O.T.D.製作委員会

 生ける屍(しかばね)が増殖して町を“支配”、秩序もなく混乱する世界からの脱出を目指すアニメ「学園黙示録 ハイスクール・オブ・ザ・デッド」が7月から始まった。佐藤大輔さんと佐藤ショウジさんが「月刊ドラゴンエイジ」(富士見書房)で連載中のアクションマンガが原作だ。

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 たった一人の侵入者「奴(やつ)ら」によって、私立藤美学園は地獄と化した。「奴ら」は教師や学生を襲い、次々と新たな「奴ら」を生み出す。主人公の小室孝と幼なじみで槍術の使い手の宮本麗、孝の親友・井豪永は校舎の屋上に逃れるが、永は「奴ら」にかまれてしまう……。残された2人は、ちょっと高飛車な態度を取るが頭の切れる高城沙耶、ミリタリーマニアの平野コータ、剣道部主将の毒島冴子、校医の鞠川静香と合流。6人は協力して危機的状況からの脱出を目指す。

 見どころは、映画ばりの迫力あるアクションとスピーディーな展開だ。ほんの数分前まで人であり親友だった「奴ら」を、バットや木刀、棒、銃でなぎ倒していく戦闘シーンはもちろん、秩序のない混乱する町という先の読めない展開も魅力の一つ。また「奴ら」がまき散らす「死」と対照的な、麗ら女性メンバーの「生」を感じさせる“健康美”もポイントだ。

 小室孝は「四畳半神話大系」の城ケ崎先輩を担当した諏訪部順一さん、宮本麗は「さよなら絶望先生」シリーズの木津千里役の井上麻里奈さん、高城沙耶は「WORKING!!」の轟八千代の喜多村英梨さん。平野コータは「東のエデン」の天才ハッカー・板津豊の檜山修之さん、毒島冴子は「荒川アンダー ザ ブリッジ」のマリア役の沢城みゆきさんが演じている。制作は「RAINBOW−二舎六房の七人」のマッドハウス。シリーズ構成と脚本は、「機動戦士ガンダム00」シリーズを手掛けた黒田洋介さんが担当している。

 放送は、TOKYO MXで火曜深夜2時~、テレビ神奈川で火曜深夜1時45分~、チバテレビで水曜深夜1時半~、KBS京都で木曜深夜1時~、テレビ愛知で木曜深夜2時28分~、テレ玉で金曜深夜1時半~、サンテレビで月曜深夜2時10分~、AT-Xで月曜午前11時半~など。

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