ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
月刊マンガ誌「コミックREX」(一迅社)が10月発売の11月号で、「少年マンガ誌」から「男の子向けマンガ誌」へとリニューアルする。09年1月から作者・武梨えりさんの病気療養のため、休載していたマンガ「かんなぎ」の再開時期が明らかになるほか、12作品の新連載がスタート。ロゴも一新して大きく生まれ変わる。
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「REX」は05年12月に創刊された。「かんなぎ」のスピンオフ「かんぱち」や、存在感の薄い美少女大学生の苦労をほのぼのと描く「がんばれ!消えるな!!色素薄子さん」、しゃべるネコと三姉妹の交流を描く「とんぬらさん」などの人気作が連載されている。
新生「REX」は、田辺編集長が「エッジが立った内容にして、『マンガ好き』の男の子が読む雑誌に変えたい」と語るように、編集部が「面白い」と考えることを前面に押し出していく。表紙を飾るイラストも、これまでの持ち回りから、編集部が推す作品へと切り替える。
注目の新連載陣は、何人かのビッグネームの起用が決まっており、8月13~15日の「コミックマーケット」で、作者の名前を伏せたイラストを掲載した冊子を配布する。ファンに作者を当ててもらおうという企画だ。もちろん新人マンガ家の育成にも力を入れるという。2カ月かけて掲載作品の半分を入れ替える大幅なラインアップの変更も「マンガ好きの読者に読んでもらいたい」という意気込みだ。
リニューアル最大の目玉は、コミックス(1~6巻)が累計200万部を発行する「かんなぎ」の連載再開だ。08年10~12月にテレビアニメ化され、連載誌の発行部数は1・5倍に増え、一時は雑誌の重版という珍しい現象が起きた。放送直後の人気絶頂期に作者の武梨さんが病に倒れ、休載されていたが、武梨さんも無事退院、原作の「かんぱち」でもこっそり筆を執っており、今後の展開が期待される。
マンガ以外の情報ページでも、他誌のマンガやアニメを含めて紹介することも検討している。田辺編集長は「タブーかもしれませんが、面白いものは取り上げたい。私個人は、出版社の“壁”はあまり関係ないと思っています」と明かす。
「マンガ好きの男の子向け」にするため、ロゴも少年誌のイメージが強い赤から、黄色の丸みのあるデザインに変更。マンガを引き立たせるため、紙も白地にした。
田辺編集長は「作品ありきという姿勢が大切。読者が『自分自身のために作られた雑誌だ』と思えるようなものを作りたい」と語る。新生「REX」に注目だ。
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