携帯電話でお笑い芸人の映像作品を競う「S-1バトル」(ソフトバンクモバイル主催)のラウンド2殿堂入りが「トータルテンボス」に決定した。19日、表彰式が開かれ、賞金1000万円を手にした藤田憲右さんは「ハンパねえ」と喜びを表し、賞金の使い道については「高校野球が大好きなんですが、地元静岡の母校が弱いので、何らかの寄付をしたい」と話した。妻が妊娠中ということで、「男の子というのが分かったので関東一高に入れてピッチャーにしたい。プロ野球選手にします」と父親の顔を見せた。
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作品「藤田のおもしろい顔の動き」は、スーパースローカメラを使って、藤田さんの頭上にボールが落ちる瞬間や、ビンタをされる瞬間を映し出したもの。作品について、大村朋宏さんは「昨年の作品『いたずら』で2回(チャンピオンを)取ったので手法を変えたら運よく取れました」と振り返った。
「S-1バトル」は、09年から開催されており、本年度はお笑い芸人のネタ映像作品がユーザーの審査によってランキング化され、バトルを勝ち抜いてトップを5回連続で獲得すると、殿堂入り作品となり、賞金1000万円と「S-1グランドチャンピオン」への出場権が与えられる。
「トータルテンボス」は、6月に謎掛け漫才作品で殿堂入りした「Wコロン」に続き、10年度2組目の殿堂入り。また09年3月、5月の月間チャンピオンも獲得している。藤田さんはツイッターに賞金をもらいすぎという書き込みがあったことを明かし、「可能性があるなら我々は何でもやります。お金じゃなくて、面白いものを提供できる場に出させていただきたい」と意気込み、「でも税金がすごいんです……」とぼやいていた。(毎日新聞デジタル)