お笑い芸人の小島よしおさんが22日、馬の着ぐるみ姿で多摩川周辺45キロを走る「ウマラソン」に挑戦。炎天下の東京競馬場(東京都府中市)を午前9時30分に出発し、途中熱中症が心配されたが、順調に多摩川沿いを走り、午後5時20分に無事ゴールし見事完走を果たした。ゴール会見で、「足がつりそう……。足全体が痛いっす」と訴える小島さんは、何か面白いことを言おうとして詰まり、「う、う、ウマいこといえないです……」とぐったりした。
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「ウマラソン」は、1キロに1回ギャグを披露しながら周辺コースを走り、東京競馬場に戻ってゴールするという過酷な企画。マラソンの模様は、JRA(日本中央競馬会)主催のイベント「ウマフェス」会場である恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)のセンター広場の大型ディスプレーに映し出され、ウェブサイト(http://www.lovehorse.jp)でも生中継された。生中継の視聴者は、約3万人を超え、ユーストリームの生中継視聴者の日本記録である甲子園中継の3万5000人に迫った。
ゴール地点には、タレントのはるな愛さんやお笑い芸人の猫ひろしさんらが駆けつけた。1週間後に24時間マラソンを控えるはるなさんに、小島さんは「苦しいことがあったら、1週間前につらい思いをして完走した男がいたことを思い出して。バトンタッチって感じで、心に思い浮かべて走っていただきたい」とエールを送った。
ゴール後にもサプライズ企画があり、同じ馬の姿で待ちかまえるお笑いコンビの「ロックンロールコメディーショー」とテルさんを相手に、400メートルのレースを続行。小島さんは「えー! もう無理だよ~!」と弱音を吐きながらも猛ダッシュし、見事に1位を獲得した。小島さんは「もう人間不信です。馬になりたい」とこぼしていた。
マラソンの感動で、新たに新ギャグは生まれませんか?という報道陣の“むちゃぶり”に、小島さんは「こんなくだらない事でも感動が生まれることを知りました。みなさんも前向きに頑張っていきましょう!」と馬にかけた新ギャグを披露していた。
「ウマフェス」は、「競馬」をテーマにした大人のためのイベントで、ビアガーデンでビールを飲みながら、小島さんの「ウマラソン」の生中継、有名アーティストのライブ、電動の馬での疑似競馬レース「エビスダービー」も行われた。(毎日新聞デジタル)