ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
俳優の伊藤淳史さんが15日、主演ドラマ「モリのアサガオ」(テレビ東京系)の制作発表会見に、刑務官の制服に身を包んで登場。伊藤さんは「刑務官という仕事は今まであまり考えたことが無かった。台本を読んでどれだけ大変なのかを思い知らされました。役柄も新人刑務官なので、いろんな葛藤(かっとう)もあると思いますが、自分自身の感情を大事に演じていけたら」と意気込みを語った。
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「モリのアサガオ」は、若き女性監察医を描いた「きらきらひかる」などを描いた郷田マモラさんが04年4月~07年4月、「漫画アクション」(双葉社)で連載。新人刑務官と死刑囚との交流を通じて、死刑制度のさまざまな問題を描き、07年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。ドラマは、まるで深い“モリ”のように閉ざされた拘置所で、凶悪犯ばかりの死刑囚舎房に配属された温室育ちの新人刑務官・及川直樹(伊藤さん)が、何の前触れもなく、当日の午前中のうちに執行されるため、自分たちのことを“アサガオ”のようだと称して、いつ訪れるとも分からない死の影におびえながら過ごす死刑囚たちと接するうちに、死刑の是非の間で揺れ動いていく……という社会派エンターテインメント。
直樹と深い絆(きずな)で結ばれる死刑囚・渡瀬満を演じるARATAさんは、民放の連続ドラマは初出演。「この作品に入る前に、ある刑務所にうかがい、壁の中の空気を吸わせてもらった。塀一枚でこれだけ空気が変わる世界があるということを感じた。この作品で、その空気感や感じたものをそのまま出していきたい」と神妙な面持ちで語った。直樹の恋人で新聞記者の沢崎麻美役で出演する香椎由宇さんは「昨日、裁判の傍聴に行ってきました。審議を聞くだけでしたけど、人が人の生と死を決めてしまうというのはどうなんだろうかと、すごく考えさせられました。きっと、このドラマもその答えはくれないと思うんですが、一緒に考えながら、成長しながら演じていきたい」と抱負を語っていた。
また、香椎さんは夫で俳優のオダギリジョーさんとの間に第1子を妊娠し、現在5カ月ということもあってか、ゆったりとしたパンツスーツ姿で「私事ですが、このたび新しい命を授かりまして。そんな中で日々、生と死について考えながら撮影に挑んでます。本当に申し訳ないくらいみなさんに気を使っていただいている。水分補給もまめにするようにしてます」と改めて妊娠を報告した。
会見には、谷村美月さん、木南晴夏さん、柄本明さん、温水洋一さん、大倉孝二さん、塩見三省さん、ベンガルさんも出席。ドラマ「モリのアサガオ」は、同局が新設する月曜午後10時のドラマ枠の第1弾として10月18日にスタート。同局がプライムタイムに現代ドラマを放送するのは10年ぶり。(毎日新聞デジタル)
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