映画会社5社が共同で時代劇の魅力をアピールする「サムライ・シネマ・キャンペーン」の“キックオフ”セレモニーが17日、東京都内で行われ、この秋冬に公開される各社の時代劇映画に出演する役所広司さん、大沢たかおさん、岡田将生さん、蒼井優さん、堺雅人さん、仲間由紀恵さんが集結。さらに、「サムライ・シネマ応援団長」として、サッカー日本代表の岡田武史前監督も羽織はかま姿で登場し、「まさかこんなんなっちゃうとは思いませんでした」と笑いながら、「海外の人から『サムライ』『サムライ』と言われてうれしかった。サムライとは日本人の誇りでありアイデンティティーだと思う」と話していた。
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「サムライ・シネマ・キャンペーン」は、今秋から冬にかけて時代劇映画を配給する、アスミック・エース・エンタテインメント、松竹、東映、東宝、ワーナー・エンターテインメント・ジャパンの5社が共同で行う業界初の試み。シネマコンプレックス(シネコン)をはじめ、全国377の劇場や500の大型書店で、ポスター、チラシ、特報の上映、プレゼント企画などを展開し、時代劇映画の魅力や面白さをより多くの人々にアピールする。岡田前監督は、サッカーW杯南アフリカ大会で日本代表をベスト16に導き、日本の“サムライ・スピリッツ”を世界に知らしめたとして、応援団長に選ばれた。同キャンペーンは、18日から11年1月末まで。
岡田前監督は、役所さんらキャストを前に、作品についての感想を求められると、「なんだか映画評論家みたいだな。ぼくも評論家にはさんざん言われたけど……」とジョーク交じりで、「『何であそこで行かないんだ!』と思っちゃう」などとさすが監督らしい感想を述べた。時代小説や時代劇映画が大好きという岡田前監督は「今後出演のオファーがあったら?」と質問されると、「まず出ることはないですから。うちの家にも鏡はあるし、自分の顔が役者に向いてないことは分かってますから」と謙そんしていた。
役所さんは「十三人の刺客」(東宝、25日公開)、「最後の忠臣蔵」(ワーナー、12月18日公開)に、大沢さんは「桜田門外ノ変」(東映、10月16日公開)に主演しており、岡田さんと蒼井さんは「雷桜」(東宝、10月22日公開)、堺さんと仲間さんは「武士の家計簿」(アスミック・エース/松竹、12月4日公開)と、それぞれ各社がこの秋冬に公開する時代劇映画に出演している。(毎日新聞デジタル)
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