注目ドラマ紹介:SPドラマ「新・ミナミの帝王」 千原ジュニアがスタイリッシュな銀次郎に

「新・ミナミの帝王」の一場面=関西テレビ提供
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「新・ミナミの帝王」の一場面=関西テレビ提供

 お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんが主演するスペシャルドラマ「新・ミナミの帝王」が21日午後10時から、関西テレビ・フジテレビ系で放送される。映画やVシネマで64作品を数える人気マンガが原作で、主役の萬田銀次郎はこれまで竹内力さんのはまり役だった。千原さんはスタイリッシュで知的な萬田銀次郎を演じる。

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 「ミナミの帝王」は、「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中の原作・天王寺大さん、作画・郷力也さんで、コミックは計105巻のロングランマンガが原作。千原さん演じる銀次郎は、10日で1割「十一(といち)」の利息で、地獄まで取り立て、「ミナミの鬼」と恐れられる裏の金融屋。銀次郎の幼なじみの銀行員・今宮(内田滋さん)は成績不振に悩み、支店長・朝倉(西村雅彦さん)からのいじめに苦しんでいた。ある日、朝倉が目をかけている同僚の平原咲子(白石美帆さん)と親しくなったことから朝倉の怒りを買い、大口の契約を取れなければクビだと言い渡される。追い詰められた今宮は銀次郎に金を借り、他人の名義で自ら投資信託を買い、成績を上げ、希望していた融資審査部に異動する。朝倉の指示で食品会社の審査を担当して、10億円の融資を決めるが、その会社が不渡りを出して倒産。不正融資の疑いも浮上し、今宮は自ら命を絶つが、銀次郎は裏に朝倉がからんでいるとにらみ、今宮に貸した金を朝倉から回収すると決意。「支店長に、地獄を見せたる」と不敵につぶやく……というストーリー。

 銀次郎の姿にほれ込み舎弟となって“社会とカネ”について学ぶ坂上竜一は、けがから復帰後初のドラマとなる大東俊介さんが演じる。また、銀次郎の大ファンで、彼のためなら自分を犠牲にしてでも一肌脱ぐ不動産会社の美人社長を萬田久子さん、日本最大の暴力団のナンバー2で銀次郎ファンの一人の沢木組長を赤井英和さん、銀次郎の恩人の喫茶店のマスターを大杉漣さんが演じる。「新・ミナミの帝王」は午後10時~11時24分で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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