ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、文化研究部に所属する5人の高校生が不思議な出来事に巻き込まれていく学園コメディー「ココロコネクト」(庵田定夏著、白身魚画)です。エンターブレインファミ通文庫編集部の宿谷舞衣子さんに作品の魅力を聞きました。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
−−この作品の魅力は?
平凡で、でもちょっと変わり者の高校生5人が非日常的な現象に巻き込まれながら、知らなかった友人の悩みに気づいていき、きずなを深めていく青春全開ラブコメです。魅力はなんといっても、どこにでもあって、誰もが少しは持っているような、気恥ずかしくなる思いですね。等身大の高校生が抱えている葛藤(かっとう)を「あー、自分もこんなふうに考えてたかもなー」と感じてくれたらうれしいです。そして彼らに巻き起こる不思議な現象。1巻では人格がランダムで入れ替わってしまい、2巻では突然欲望を抑えられなくなるというもの。次に起こるのか何か?といった部分もお楽しみいただければと思います。
−−作品が生まれたきっかけは?
この作品は第11回エンターブレインえんため大賞小説部門の特別賞受賞作です。投稿作の中でも、高校生の気持ちや行動をリアルに描いていたこと、それでいて軽快なやり取りで最後まで読ませる勢いもあって、とても光っていました。投稿時は人格が入れ替わったことをメーンにしたタイトル「ヒトツナガリテ、ドコヘユク」でしたが、シリーズとして続けていく上で、メーンテーマとなる「心」のつながりから「ココロコネクト」に改題しています。ちなみにシリーズ略称は「ココロコ」。どこか不思議な響きを気にいっていただければうれしいです。
−−作者とイラストレーターはどんな方でしょうか?
庵田先生は、感性が若く、新しいことをやっていきたいという向上心がある方です。一見、気負いがなく飄々(ひょうひょう)としているように見えるのですが、実はすごくまじめで、何が足りないのか、どうすれば面白くなるのかを常に模索されています。プロットの段階でも、メーンどころはとらえつつも、何かおかしな点、予想外のことを入れてくるんです。そのバイタリティーにはいつも感心させられます(笑い)。白身魚先生は、なんといっても柔らかなタッチと、動きのある構図にほれこみました。この作品に登場する5人の高校生はリアルすぎると生々しいし、逆にデフォルメされていても現実感が出ないかも、と悩んでいた時に白身魚先生のイラストを見て、ぜひこの方に!と飛びついたんです(笑い)。気さくで面白く、そして作品に対してどこまでも真摯(しんし)で、とても信頼できる方ですね。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
「まだ読んだことないよー」という方、ぜひ一度お手に取ってみてください。すぐ近くにある、とても大切な気持ちに触れられる作品です。もちろんコメディー要素も盛りだくさん!
今後、彼ら5人のきずなは深まり、どんどん距離が近づきますが、その分複雑さも増していきます。30日発売の最新巻では、新しいキャラクターも登場してますます目が離せない展開に! <ふうせんかずら>とは一体何者なのか? そして5人の恋と友情の結末は!? 彼らの成長を温かく見守ってくださいませ!
そして10月22日からはなんと「ファミ通コミッククリア」でマンガ連載がスタートします! さらにファミ通文庫の公式サイト「FBonline」では特別短編を公開中(9月24日~10月21日)。各巻の間を埋める、秘蔵エピソードなのでぜひ読んでくださいね! 今後も応援よろしくお願いします!
エンターブレイン ファミ通文庫編集部 宿谷舞衣子
11月20日に初フォト&エッセー「瞳のまにまに」(講談社)を発売したテレビ東京の田中瞳アナウンサー。「視聴者の皆さんはもちろん、制作側にも信頼されるアナウンサーになりたい」と語る…
テレビ東京系の人気バラエティー番組「モヤモヤさまぁ~ず2(モヤさま)」(土曜午前11時半)の4代目アシスタントや、経済ニュース番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」(月~木…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」のテレビアニメ第2期「懐玉・玉折」に登場する高専時代の五条悟らをデザインし…
タレントの黒柳徹子さんの著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)が、「最も多く発行された単⼀著者による自叙伝」として12月14日、ギネス世界記録に認定された。1981年3月6日に刊…
松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)の第32回「小牧長久手の激闘」が、8月20日に放送される。家康(松本さん)は秀吉(ムロツヨシさん)側の1…