人気劇作家で演出家でもある鴻上尚史さんがメガホンをとり、深田恭子さんと椎名桔平さんを主役に迎えて、自身の戯曲を映画化した「恋愛戯曲 私と恋におちてください。」が25日に全国で公開された。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
スランプ中の人気脚本家、谷山真由美(深田さん)は、まもなく締め切りだというのに、新番組の台本を、いまだ一ページも書けていなかった。そこへ、彼女の尻をたたくためにテレビ局から送り込まれたプロデューサーの向井正也(椎名さん)。「なんでもしますから書いてください」という彼に、向井は「じゃあ私と恋に落ちて」と言い放つのだった……。
映画は、谷山がシナリオを書くのに苦労している現実の世界が「第1階層」、その谷山が考える、脚本家志望の主婦がシナリオを書いている「第2階層」、さらにその第2階層の主婦が構想する、セレブ作家の登場するゴージャスな「第3階層」の三つの世界から成り立っており、それぞれの世界で、深田さんが人気脚本家、疲れた主婦、セレブ作家という異なるキャラクターを演じ分けているところが見どころの一つだ。
01年に初演、06年に再演された鴻上さん自身の戯曲が原案。映画化にあたっては、設定がいくつか変更された。その代表的な例が、テレビ局内について描いたこと。谷山と向井のラブコメディーだけに終始することなく、彼らを取り巻く人間同士の駆け引きを描いてみせることで “お家事情”がうかがえて興味深い。
それぞれの階層ごとにセットを作り、特に第3階層は、「いかにも舞台用です」といわんばかりのセットを使っているところも、劇作家の鴻上さんならではで面白い。
また、深田さんの“3役”もさることながら、これまでコメディーとは縁遠かった椎名さんが見せる、抑制の利いた演技が、さりげない笑いを誘う。軽過ぎず、緩過ぎず。ラブコメディーというより、肩の力を抜いて見られるヒューマンドラマだ。25日からヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区)、シネセゾン渋谷(東京都渋谷区)、新宿武蔵野館(東京都新宿区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
俳優の山田孝之さんが11月5日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で行われた映画「正体」(藤井道人監督、11月29日公開)の完成披露舞台あいさつに登場した。山田さんは、主演の横浜…
俳優の横浜流星さんが11月5日、丸の内ピカデリー(東京都千代田区)で行われた主演映画「正体」(藤井道人監督、11月29日公開)の完成披露舞台あいさつに登場した。イベントでは、作品…
映画「ゴジラ」のイベント「ゴジラ・フェス」内で上映された「フェス・ゴジラ4 オペレーション ジェットジャガー」「フェス・ゴジラ5 怪獣大決戦」に登場するジェットジャガーのソフトビ…
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…