ガロ:iPad向け電子書籍として8年ぶりに復活

「ガロ Ver2.01」の表紙=青林堂提供
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「ガロ Ver2.01」の表紙=青林堂提供

 02年に休刊したマンガ雑誌「ガロ」(青林堂)が、iPad向け電子書籍として8年ぶりに復活した。国内初のiPad向け新作コミック誌としてApple Storeで配信されている。

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 ガロは64年に創刊、白土三平さんの「カムイ伝」の連載で人気を博し、その後も水木しげるさん、つげ義春さん、蛭子能収さん、林静一さん、内田春菊さんなどが作品を発表。南伸坊さんや渡辺和博さんが編集長となった時期もあり、日本のサブカルチャー界に大きな影響を与えた。

 新しいガロは、作家の自由な発想・表現を発表する場所とし、20代前半~30代前半の男性を対象に、デジタルに慣れ親しんだ若い世代の購読者に向けた新しいコンテンツを提供するiPad対応アプリ「ガロ Ver2.0」として配信(不定期季刊刊行)する。

 また、宇江敏勝さん原作、武野繁泰さん作画の「炭焼物語」、荘司としおさん「サイクル野郎」、久松文雄さん「まんがで読む古事記」シリーズなど既刊の単行本も10月上旬より続々iPad対応アプリとして配信する予定。350円。(毎日新聞デジタル)

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