安全地帯:“完全復活”の国内ツアー最終日 18年ぶりの武道館公演をWOWOWで放送

安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館 ~Starts & Hits~「またね…。」の様子
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安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館 ~Starts & Hits~「またね…。」の様子

 ロックバンド「安全地帯」が6日、日本武道館で“完全復活”コンサートツアーの国内公演最終日を迎えた。大阪・福岡で公演打ち切りなどのトラブルを起こしたことについて公演中、「3年間どうしようもなかった僕をステージに上げてくれたスタッフに感謝しています。愛があるからこけるし、ワイドショーのネタにもなる(笑い)。僕はみんなの心の中に愛があるのを信じてます」と触れ、ファンやスタッフに感謝のメッセージを送った。「“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館 ~Starts & Hits~ 『またね…。』」の模様は11月4日にWOWOWで独占放送される。

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 「安全地帯」は、ボーカルの玉置浩二さん、矢萩渉さん、武沢豊さん、六土開正さん、田中裕二さんのメンバー5人で結成。歌手・井上陽水さんのバックバンドを経て、82年にメジャーデビューし、「ワインレッドの心」の大ヒットで80年代に一世を風靡(ふうび)した。その後、幾度となく活動を休止しながらも、熱烈なファンの声で活動を再開させてきた。今年は“完全復活”として、5月にアルバム「安全地帯11 ☆Starts☆『またね…。』」を発売し、6月にはヒット曲を新たにレコーディングしたアルバム「安全地帯HITS」を発売。満を持して7月に7年ぶりとなるファン待望のツアーをスタートさせた。WOWOWで放送される公演は同ツアーの追加公演として発表されたもので、日本武道館でのコンサートは「安全地帯」にとって18年ぶり通算24回目となる。

 「帰ってきたぞ!」と武道館に熱く呼びかけた玉置さん。「僕はたいした人間じゃないけれど、歌だけを歌ってれば、結構いいんですよ。いい歌で皆さんに返そうと思っています。『安全地帯』やり続けます!」と、改めてファンの声援に“完全復活”を宣言した。

 コンサートは、新曲とヒット曲、アコースティックメドレーを含めた全19曲。玉置さんは「じれったい」では歌いながらマイクにもたれかかってもだえ、雨の音から始まる「プルシアンブルーの肖像」では「もう離さない、離さない~」と客席ステップで最前列の観客を抱きしめたままで熱唱するなど、全力のパフォーマンスで観客を盛り上げた。

 「Lonely Far」の時は、玉置さんがアリーナ席から登場。アリーナ席の真ん中にいた妻の青田典子さんを抱きしめ、一日早い誕生日のキスをプレゼントした。「ワインレッドの心」や「碧い瞳のエリス」「Friend」など名曲8曲を盛り込んだアコースティックメドレーでは、「いい詞を書いてくれた陽水さん、ありがとう!」「僕の親友、松井五郎(作詞家)に感謝します」と曲の合間に感謝の言葉が飛び出した。「Friend」を歌う際には、6月に亡くなった韓国の歌手、パク・ヨンハさんに楽曲提供した際の思い出を語り「初の韓国コンサートで会うのを楽しみにしていたんですが、彼みたいに本当にすてきな青年が先にいってしまった。でもきっとその辺にいるよ」と客席を指さし、「パク君、またな」と呼びかけていた。

 公演の模様は、「安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010 Special at 日本武道館~Starts & Hits~『またね…。』」としてWOWOWで11月4日午後9時から放送の予定。(毎日新聞デジタル) 

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