注目アニメ紹介：「それでも町は廻っている」　メイド＋探偵＋女子高生の日常描く　演出にも注目

　女子高生・嵐山歩鳥（ほとり）の周りで起こる日常を描いたアニメ「それでも町は廻っている」の放送が7日深夜スタートする。原作は「ヤングキングアワーズ」（少年画報社）で連載中の石黒正数さんのマンガだ。

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　どこにでもある下町の丸子商店街。この普通にみえる通りに、なぜか存在するメイド喫茶の「シーサイド」。ここで働く天然少女の嵐山歩鳥と、何でもソツなくこなす辰野俊子、そして店長兼メイド長のおばあさん・磯端ウキが繰り広げる、ちょっと不思議な日常を描く。

　見どころは、表情をコロコロと変える歩鳥と、人情味豊かな下町の人々との交流だ。探偵にあこがれる歩鳥は考えるより先に行動するタイプで、周囲はそれをやんわりとたしなめる。しかし、実は本当に宇宙人や幽霊など不思議なことが起きていて……。また、マイペースの歩鳥に恋心を抱く幼なじみの真田広章、その広章に思いを寄せる俊子という三角関係もある。「化物語」や「夏のあらし！」などでさまざまな演出を仕掛けてアニメファンをうならせたシャフトと新房昭之監督が、どんな演出をするかも注目だ。

　歩鳥は「ソウルイーター」の主人公マカ＝アルバーンの小見川千明さん、俊子は「ダンス　イン　ザ　ヴァンパイアバンド」でミナ・ツェペッシュを演じた悠木碧さん、ウキは「黒執事2」のクロード・フォースタス役の櫻井孝宏さん。

　放送は、TBSで7日木曜深夜1時55分～、CBCで21日木曜深夜2時半～、サンテレビで14日木曜深夜2時10分～、BS−TBSで11月6日土曜深夜1時～。（毎日新聞デジタル）