栃木弁による地元ネタで知られるお笑いコンビ「U字工事」がレギュラー出演しているラジオ番組「レコメン!」(文化放送)で、本籍地を栃木に戻せるかどうかを懸けて「2時間ノンストップ漫才」に19日午後10時から挑戦した。リスナーの採点の結果、メール985通、平均92点で合格ラインの80点を大きく上回り、本籍を元の栃木県に戻し、来年4月からの冠レギュラー番組が決定した。
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同番組で2人は08年12月の「M−1グランプリ」決勝で優勝できなかった罰ゲームとして、本籍地を地元栃木から文化放送の本社がある東京都港区浜松町に転籍している。「2時間ノンストップ漫才」はそのリベンジを期すべく開催。企画では、番組リスナーに漫才を100点満点で採点してもらい、その平均点で80点以上を獲得すれば、本籍地を栃木に戻せる。ただ、80点以下の場合には、コンビの代表的なギャグ「ごめんね、ごめんね」にちなんで、本籍地を高知県南国市の「御免(ごめん)町」に移すという企画で、本番直前に、合格なら冠レギュラー番組を来年4月にスタート、不合格なら同番組のレギュラーはく奪という条件に変わった。
漫才の模様は同番組で放送され、動画配信サービス「Ustream」でも中継された。2人は2時間、水さえ飲まずにノンストップで漫才をやりきり、福田薫さんはくちびるを紫にして、「本当に疲れました」と語り、益子卓郎さんは「薫が40分くらいでクラクラし始めたからびっくりしました。思ったより長かったです。20分くらいでいきなり予定より5分巻いて(早く進んで)いたから、ゆっくりやったり、時事ネタやったりして調整しました。互いに助け合いながらどうにかがんばれました」と振り返った。合格を知った2人は「ありがとうございます。やっぱり芸は身を助けますね」と喜んでいた。(毎日新聞デジタル)