東京・秋葉原で育った「アキバ米」から米パンを作るイベントが19日、秋葉原UDX(東京都千代田区)で開かれ、秋葉原のメイド喫茶やメイド居酒屋など全8店舗のメイド店員らが、米粉ではなく米の粒からパンを作れると話題のライスブレッドクッカー「GOPAN」(三洋電機、11月11日発売予定)を使って米パン作りを体験。約4時間かけて焼き上がったアキバ米パンを振る舞った。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
同イベントは、メイド店員による地球温暖化啓発イベント「うち水っ娘」などを実施しているNPO法人「秋葉原で社会貢献を行う市民の会リコリタ」が主催。「アキバ米」は「リコリタ」と日本農業新聞社と、神田で都市農政を実現しようと活動するNPO法人「大江戸野菜研究会」のコラボプロジェクト「秋葉原菜園」の一環で、バケツを田んぼ代わりにして日本農業新聞社の屋上で稲を栽培。今年は1.2キロの米を収穫した。
イベントでは、4時間前にメイド店員らが米パンを作っている様子を上映。アキバ米の米パンのほか、コシヒカリで作った米パンも用意され、参加者は双方を食べ比べて、味の違いを楽しんだ。アキバ米パンを食べたメイド喫茶「JAM AKIHABARA」の店員ゆりのさんは「いい香りでしっとりとしています。お米だからか、モチモチです。自然な甘みですね」と感動し、コシヒカリ米パンを食べた同店の店員りんさんは「普通のパンより甘いです。お米で作ったとは思えないくらい、パンとして完成度が高いですね」と驚いていた。
メイド店員も参加してアキバ米の脱穀・精米のワークショップも開かれ、参加者の代表5人が牛乳パックを使って稲から穂を取ったり、野球の軟式ボールとすりばちを使って穂の殻を取ったり、ビンの中に玄米を入れて白米にするという昔ながらの手作業を体験していた。(毎日新聞デジタル)