角川書店:電子書籍アプリ「BOOK☆WALKER」12月配信 ダ・ヴィンチ・コードにエヴァ、ケロロも

「BOOK☆WALKER」の会見に登場した(左から)角川コンテンツゲートの浜村弘一社社長、角川グループホールディングスの佐藤辰男社長、作家の大沢在昌さん、角川グループホールディングスの角川歴彦会長、角川コンテンツゲートの安本洋一常務
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「BOOK☆WALKER」の会見に登場した(左から)角川コンテンツゲートの浜村弘一社社長、角川グループホールディングスの佐藤辰男社長、作家の大沢在昌さん、角川グループホールディングスの角川歴彦会長、角川コンテンツゲートの安本洋一常務

 角川グループホールディングスは12日、iPad、iPhone向けアプリケーション「BOOK☆WALKER」を12月から配信すると発表した。100作品をそろえ、毎週20作品を追加する。新作小説「カルテット」を配信する作家・大沢在昌さんは「紙と電子書籍は食い合うものでない。むしろ盛り上がっていくために相互にぶつけ合うように展開しないといけない」と話した。 

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 12日の発表会で公開されたラインアップ第1弾は28作品。イラストを加筆した「ダ・ヴィンチ・コード」、池上彰さんの「知らないと恥をかく世界の大問題」などの文芸・新書を出す。さらに「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「バカとテストと召喚獣」「生徒会の一存」などテレビアニメも放送されたライトノベル、「ケロロ軍曹」「新世紀エヴァンゲリオン」「テルマエ・ロマエ」などのマンガも配信する。電子書籍オリジナル作品も投入する。

 「BOOK☆WALKER」は、電子書籍の視聴を重視したマルチプラットフォームで、角川書店やエンターブレイン、アスキー・メディアワークス、富士見書房などグループ10社が集結してコンテンツを配信する。iPad版では、アプリケーションで制御し、グループ傘下のコンテンツ配信会社角川コンテンツゲートが運営する。4月はプラットフォームのサービスを始め、7月のグランドオープンでは、アンドロイド端末を含むスマートフォン、PCにも順次対応する。他社のSNSとの連携や、アニメ、映画などの提供も視野に入れ、海外展開、他の出版社の参加も募る。また一部の電子書籍は、ニコニコ動画の提供する電子書籍ビューワー(視聴ソフト)でも利用できる。(毎日新聞デジタル)

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