12年春開業予定の「東京スカイツリー」の公式キャラクター「ソラカラちゃん」が15日、押上天祖神社(東京都墨田区)で地元の押上・業平橋地区のキャラクターで注目を集めている「おしなりくん」と初対面を果たした。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
ソラカラちゃんは、宇宙にある「とんがり星」で生まれ育ち、いつも首から下げている望遠鏡をのぞいていたら、今まで見たことのないような高いツリー「東京スカイツリー」を見つけ、地球にやってきたという設定で10月28日に発表された。
おしなりくんは「東京スカイツリー」の建設を契機に押上・業平地区の活性化のために地元の5商店会が中心となって結成した「押上・業平地区活性化協議会」が全国から公募して作った商店会のキャラクター。09年8月に誕生した。
初対面は、街を散策していたソラカラちゃんが、おしなりくんと出会い、おしなりくんが遊んでいる神社に連れてきたという設定で、おしなりくんが持参のカメラでソラカラちゃんを撮影したり、おしなりくんがいつも遊んでいるという「だるまさんが転んだ」をソラカラちゃんに教えて、一緒に遊んだりした。またおしなりくんは趣味の和歌で、「押上と業平むすぶこの街に空から振りしソラカラちゃん」と今日の出会いを表現した。2体の初対面の場は、地元の活性化のきっかけになればと企画され、会場となった押上天祖神社は「東京スカイツリー」を望む絶好のロケーションであることから選ばれた。
おしなりくんは「これからもソラカラちゃんと一緒に、どんどん商店街やおすすめスポットを盛り上げていくぞ!」と意気込み、ソラカラちゃんは「たくさんの人にきてもらえるように、ソラカラもがんばるね☆ おしなりくんも一緒に頑張ろうね☆!」とコメントしている。
「東京スカイツリー」(東京都墨田区)は08年7月に着工、11年12月に完成予定で、最高の高さは634メートル。東京、埼玉、神奈川の一部を含む地域を指す旧国名「武蔵」との語呂合わせで決定された。開業時点で自立式電波塔としては世界一の高さになる。展望施設、レストランやショップなどの商業施設、放送施設などが造られる。(毎日新聞デジタル)