顔などを殴られ大けがをした歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(33)が7日、東京都港区のホテルで開かれた会見に登場。海老蔵さんは神妙な面持ちで、登壇して10秒ほど頭を下げ、迫本淳一・松竹社長が「市川海老蔵の今後の公演の出演を期限を設けず見合わせる」と説明。海老蔵さんは立ったまま下を向いて話を聞いていた。「市川海老蔵でございます。いつも支え応援してくださっているみなさん。歌舞伎を愛してくださっているみなさま、各関係者の皆様、大変なご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と内出血して真っ赤な左目のまま謝罪した。
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会見には、海老蔵さんと担当弁護士、海老蔵さんが座頭公演として来年1月3日から東京・ル テアトル銀座で開かれる予定の「初春花形歌舞伎」の興行を担当する松竹の迫本淳一社長、安孫子正専務も同席した。会場にはマスコミ関係者ら500人以上が詰めかけた。海老蔵さんは事件について「自分のおごりが招いたこと。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げ続けた。
海老蔵さんは、11月24日午後11時ごろから知人ら数人と東京都港区内の飲食店数軒で飲食。その後、知人と別れて別の店で飲食していた際、店で居合わせた数人とトラブルになって口論になり、顔などを殴られ、頬骨を骨折したほか前歯が欠けるなどの全治6週間の重傷。海老蔵さんは「具合の悪くなった人を介抱していたら、知らない男に一方的に殴られた」などと話していた。警視庁捜査1課は東京都杉並区内に住む男(26)について傷害容疑で逮捕状を取っている。(毎日新聞デジタル)