注目アニメ紹介:「DD北斗之拳」 大ヒット作がギャグに 平和な時代の北斗の兄弟描く

アニメ「北斗之拳」の1シーン(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983,(C)NSP 2010 版権許諾証DA-101
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アニメ「北斗之拳」の1シーン(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983,(C)NSP 2010 版権許諾証DA-101

 累計1億部を超える人気マンガ「北斗の拳」のギャグアニメ「DD北斗之拳」が11日深夜から放送される。核の炎に包まれなかった平和な東京・吉祥寺を舞台に、原作では最強の戦士だった北斗4兄弟が2頭身のデフォルメタッチで描かれるという1話3分30秒のショートアニメだ。全13話予定。

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 199X年、世紀末に世界は核の炎に……包まれなかった。そして20XX年、4人の兄弟は、最強の暗殺拳「北斗神拳」を生かす道もなく、師父リュウケンのおでん屋台で、痛飲する日々を送っていた。長男ラオウは建設現場で剛腕を振るい、次男トキは整骨院で働いていたが、末っ子のケンシロウはさまざまなアルバイトに失敗し、自分の生きざまを模索しているというストーリーだ。

 見どころは、原作マンガでは男気あふれ、一世を風靡(ふうび)した北斗の兄弟が、平和な世の中で力を持て余していること。吉祥寺の安アパート「あべし荘」(2K)で、ラオウとトキ、ケンシロウは同居し、原作では早々に“退場”する三男のジャギが、生きがいを見つけて不在。合コンでオレ様発言をして女子大生に嫌われるラオウなど、マンガを知る人なら爆笑のネタが展開される。

 放送は、関西テレビで11日から毎週火曜深夜2時35分~。(毎日新聞デジタル)

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