コミックラッシュ:月刊マンガ誌が電子書籍完全移行 有料雑誌で全国初

次号から電子書籍化される「コミックラッシュ」3月号の表紙
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次号から電子書籍化される「コミックラッシュ」3月号の表紙

 出版中堅ポプラ社傘下のジャイブ(東京都新宿区)は、月刊マンガ誌「コミックラッシュ」の紙媒体での発行を26日発売の3月号で休刊し、完全に電子書籍化することを明らかにした。電子書籍化1号となる4月号は、iPhoneとiPad、iPod touch向けが2月中旬~下旬、PCとアンドロイド向けが3月1日配信の予定。価格は雑誌(600円)より低い450円に設定する予定。同社によると、無料雑誌の電子書籍化の事例はあるが、有料雑誌の完全電子化移行は国内初という。

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 ジャイブは、04年1月に創刊。巨大ロボ「ライディーン」が登場する「ゴッドバード」などのマンガを連載している。発行部数は5万部。

 電子書籍移行後も紙の雑誌とほぼ同じ内容にし、現在の連載マンガも続行する。iPhoneやiPadなど電子書籍化が急速に進む中、電子書籍と紙の並列発行よりも電子媒体に一本化し、効率化を図る。26日から新サイト(http://comic-rush.jp/)を開設、ツイッターなどを使って情報を発信するという。(毎日新聞デジタル)

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