マンガ質問状:「王様の仕立て屋」 ナポリのスーパー仕立て屋が活躍 真の職人技に触れる

マンガ
大河原遁さんのマンガ「王様の仕立て屋」(集英社)29巻の表紙

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、伊ナポリの泥棒市で仕立て屋(サルト)を営み、欧州のファッション界をまたにかけて活躍する日本出身のスーパー職人の活躍を描いた大河原遁さんのマンガ「王様の仕立て屋~サルト・フィニート~」(原案協力・監修、片瀬平太さん)です。「スーパージャンプ」(集英社)編集部の大沢太郎さんに作品の魅力を聞きました。

 −−作品の魅力は?

 ナポリに店を構える伝説の仕立て屋・織部悠の活躍を描いた本格ファッションマンガです。スーツをはじめ、靴や時計など小物・装飾品に至るまで広く服飾にかんする知識を学びながら、真の職人技に触れることができるストーリーになっています。ファッションに興味がある方はもちろん、あまりなじみのない方にも楽しんでいけるコミックです!

 −−作品が生まれたきっかけは?

 初代担当者が、監修者・片瀬平太氏の「ナポリ仕立て」にかんする記事を読んだことがきっかけです。この技術をマンガに落とし込むことができたら、読者をうならせる作品が生まれるのではないか、と。ちなみに、その技術のすごさは片瀬平太・池田哲也著「ナポリ仕立て 奇跡のスーツ」(集英社)で紹介しています。

 −−編集者として作品を担当する上でうれしいエピソードを教えてください。

 まず、資料集めの段階でおのずと服飾の知識が身につくのが楽しいですね。自分のスーツを選んだりや他人のスーツを見る際にも「このネクタイの選び方はいいな」とか「この人にはこんなスーツが似合うな」とついつい考えてしまいます。そして何より、集めた資料の素材が大河原先生の手によって、ネームの中で分かりやすく調理されて出てくるのが毎回楽しみでなりません。担当編集として非常に勉強になる作品です。

 −−今後の展開、読者へひと言お願いします。

 コミックスが4月でついに30巻に届きます。1話1話に「これは!」と思うネタを丁寧に分かりやすく取り入れたマンガ家さん・歴代担当編集の熱意が強くこもった作品です。多くの話が1話読み切り形式で、巻数は多いですが途中からでも読み始めやすい作りになっています。どうぞ、どこからでも手に取ってみてください。担当として面白さは保証します!

スーパージャンプ編集部 大沢太郎

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