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もしドラ:作者・岩崎夏海氏 アニメ版に「泣いてしまった」

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アニメ「もしドラ」の会見に出席した(左から)岩崎夏海さん、花澤香菜さん、日笠陽子さん、仲谷明香さん、浜名孝行監督

 累計220万部以上を発行したベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」をアニメ化した「もしドラ」(NHK)の制作会見が1日開かれ、原作者の岩崎夏海さん(42)は1話の試写を見て「足が震えた。泣いてしまった」と明かした。

 同書は、高校野球部の女子マネジャーがオーストリアの社会学者ピーター・ドラッカーの経営書「マネジメント」で組織経営を学び、その教えを基に仲間と甲子園を目指す……という青春小説仕立ての内容。「もしドラ」の略称で呼ばれ、09年12月の発売以来ロングセラーを続けている。

 アニメは、都立高校の弱小野球部のマネジャーになった川島みなみが、入院した親友・宮田夕紀のために、ドラッカーの「マネジメント」を手に「私が野球部をマネジメントして、甲子園に連れて行きます」と宣言。だが、多くの難題がみなみの前に立ちはだかる……というストーリー。「図書館戦争」の浜名孝行監督と「スカイ・クロラ」などのプロダクションI.Gが制作を手がける。みなみを声優の日笠陽子さん(25)、夕紀を花澤香菜さん(21)、学年一、優秀な成績の野球部マネジャー・北条文乃をアイドルグループ「AKB48」の仲谷明香さん(19)が演じる。

 「僕は人を信用しないことにしている」という岩崎さんは「(アニメには)いい意味で裏切られた。ニュアンスが伝わっている。構成も内容も違うが作品に込めたニュアンスが空気として込められるものなのかと、泣いてしまいました」と絶賛。またキャストについても「すばらしい魂を吹き込んでくださった」と満足そうに語った。

 同書にはアニメ化の話が多々、舞い込んだというが、NHKは発売後、約1カ月で発行元のダイヤモンド社にオファー。岩崎さんはNHKを選んだ理由を「いちばんに来てくださって、たたずまいがよかったということに尽きます。この人(NHKのプロデューサー)に懸けてみよう、だまされてもいいやと。自然の流れの中で、ぜひお願いしますという答えになった。ほかの方とはあまりお会いすることもなかった」と明かした。

 また岩崎さんは、作品がベストセラーとなった理由を「いま日本人の多くの方の意識が変わって、自分たちが主役、自分たちが身の回りのものから社会をよくしていくという考えに変わったのでは」と分析し、「独占するほど価値が生まれる情報と、広がって価値が生まれる情報がある。(今回は)後者。多くの方が共有するほど価値が生まれる」と述べ、「どこまで広がるか見たいと思う。今後はこれをネタに本を書こうかな」と笑わせた。

 放送は総合テレビで、3月14~18日と21~25日午後10時55分~11時20分に放送。また4月7日から毎週木曜深夜0時15分も放送される。全10話。(毎日新聞デジタル)

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