渡部陽一:「しゃべるスピード気をつけたい」劇場版名探偵コナンで声優初挑戦

劇場版アニメ「名探偵コナン 沈黙の15分」でゲスト声優を務める渡部陽一さん(右)と実写版ドラマで工藤新一を演じる溝端淳平さん(中央)、毛利蘭を演じる忽那汐里さん(左)
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劇場版アニメ「名探偵コナン 沈黙の15分」でゲスト声優を務める渡部陽一さん(右)と実写版ドラマで工藤新一を演じる溝端淳平さん(中央)、毛利蘭を演じる忽那汐里さん(左)

 人気マンガ「名探偵コナン」の劇場版アニメの新作「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」(4月16日全国公開)に戦場カメラマンの渡部陽一さんがゲスト声優として出演することが9日、明らかになった。刑事役に挑む渡部さんは、「声優業に全身全霊をもって挑んでみたいです」とやる気をみせているという。

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 「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山剛昌さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解決するというストーリーで、コミックスや関連書籍の売り上げが1億2000万部を突破している人気シリーズ。テレビアニメは96年からスタートし、97年からは劇場版アニメも毎年製作され、興行収入がシリーズ累計で371億円に達する人気作品となっている。

 劇場版15作目となる新作は、雪原と巨大ダムが舞台。12月に東京都知事あてに脅迫状が届き、地下鉄爆破事件が起こる。コナンのお陰でけが人もなく、大惨事は免れたが、この事件は8年前に雪国の街で起こったある事件とつながっていた。悲劇が一つ一つからみ合い、人々を苦しめる。都知事が国土交通相時代に行われたダム建設が原因ではないかと推理したコナンたちは、新潟県に向かう。雪原の中にひそむ狂気の渦に巻き込まれながら、「絶対に生き延びる」ことを今作のテーマにしている。

 渡部さんは今回のキャスティングについて「『名探偵コナン』に参加させていただく戦場カメラマンとして失礼のないよう、しゃべるスピード、正確さに気をつけたいと思っています」と独特の語り口調を生かしながらも作品を傷つけないよう細心の注意を払うと決意を語っている。

 また、アニメ放送15周年を記念して、実写ドラマが4月に読売テレビ・日本テレビ系で放送されることも明らかになった。主人公の高校生探偵、工藤新一を溝端淳平さん、ヒロインの毛利蘭を忽那汐里さんが演じる。(毎日新聞デジタル)

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