謎解きはディナーのあとで:東川篤哉さんの本屋大賞候補作がついに総合首位

東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」の表紙
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東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」の表紙

 10日発表されたオリコン週間本ランキング(14日付)によると、「2011年本屋大賞」にノミネートされたことで話題となった東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」(10年9月2日発売、小学館)が4万8000部を売り上げ、総合部門で首位を獲得した。累積では32万5000部に達している。

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 同作は、新米刑事にして大企業の令嬢・宝生麗子と、その執事でありながら「毒舌」という影山の2人が、殺人事件を解決していくミステリー小説。ユニークなキャラクター設定や可愛らしい装丁で書店員からも注目され、ジワジワと売り上げを伸ばした。100位内初登場は、発売から7週目の10月25日付で75位。その後、1月10日付で8位と初めてトップ10入りを果たし、さらに先々週の1月24日付で5位、1月31日付で4位、7日付で3位と順調にランクアップしていた。

 このほか総合部門は、人気ゲームソフトの攻略本「モンスターハンターポータブル3rd オフィシャルハンターズガイド」(カプコン)が2位に初登場。そして村上春樹さんの未収録作品、未発表文章から本人が選んだ69編を収録した「村上春樹雑文集」(新潮社)が9位と初めてトップ10入りした。(毎日新聞デジタル)

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