SKE48:W松井が語る 珠理奈は「AKBはライバル」と闘志 玲奈はクールに「自分たちらしく」

新曲への思いを語る「SKE48」の松井玲奈さん(左)と松井珠理奈さん
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新曲への思いを語る「SKE48」の松井玲奈さん(左)と松井珠理奈さん

 「AKB48」の秋元康さんがプロデュースで、名古屋市中区の栄地区を中心に活動しているアイドルグループ「SKE48」で、“W松井”として人気の松井珠理奈さん(13)と松井玲奈さん(19)が、5枚目の新シングル「バンザイ Venus」(日本クラウン)の発売を前にインタビューに応じた。10年6月の「AKB総選挙」では、珠理奈さんが10位、玲奈さんが11位に入り、注目を集めた。AKB48を「一番尊敬できる先輩でありライバル」と闘志を燃やす珠理奈さんと、「意識しないで自分たちらしい方法を探す」と冷静に話す玲奈さん、対照的な2人から新曲とSKE48への思いを聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 9日発売の新曲について、玲奈さんは「片思いの恋愛の応援ソング。普段私たちが皆さんに応援してもらっている分、今度は私たちが皆さんの背中を押したい」と語り、自身は告白の経験はないが「自分も歌っていて励まされるので、そういう(告白できる)気分になれます」と笑顔を見せた。珠理奈さんは「片思いの楽しさプラス、サビでは告白を頑張っている。応援ソングは初めてだと思う。SKE48らしい元気さもあるので、何か勇気を出したい時、『好き』とか『ありがとう』とか、恥ずかしくて言えないことを言う時に、すごく勇気が出ると思います」と新曲を紹介した。

 姉妹ユニット「AKB48」について、珠理奈さんは「すごいな、しか出てこない。私たちよりもアイドルっていう道を進んできている」と一番尊敬できる先輩だと話した。「あんなに大人数いるのに、みんな違う魅力を持っていて、それを生かし切っている。その人たちが思いを一つにした時の団結力がすごい」と話し、「AKB48がいなかったら今の私たちの成長はない。先輩だけどライバルです」と話した。一方、AKB48を特に意識していないという玲奈さんは「元々ファンだったのですごく別で考えている。AKBさんがすごい記録を作っても、一生懸命後を追いかけなきゃという気持ちはない。SKEは同じであって違うと思う。同じことをしても二番煎じになってしまう。私たちはせっかく名古屋で活動しているので、どうしたらたくさんの人に知っていただけるかを考えていくべきかな」と話し、珠理奈さんを驚かせた。

 同シングルは、初回出荷枚数が既に前作「1!2!3!4!ヨロシク!」の約3倍となる30万枚に達しており、周囲の期待が高まっている。玲奈さんは「大勢の人が手に取ってくれると決まったわけではない。もし30万枚なくなったとしたら、それだけSKE48のことを知ってもらえたということだからすごいですね」と控えめに答えた。珠理奈さんも「枚数の実感はあまりない。オリコンのランキングと、どれだけの人が握手会に来てくれるかが気になる」と答え、「曲は出たとこ勝負という雰囲気が、今までで一番自分たちらしいので、届けたいという気持ちが大きいです。もっと好きになってもらって『生でライブを見たい』と思ってほしい」と力を込めた。

<松井珠理奈さんのプロフィル>

 97年3月8日生まれ、愛知県出身。ニックネームは「じゅりな」。趣味はダンスとお菓子作り、スポーツ、特技は100メートル走ることと動物の声マネ。将来の夢は女優、好きな食べ物はチョコレートとお母さんの作る料理、好きな言葉は「年中無休」。

<松井玲奈さんのプロフィル>

 91年7月27日生まれ、愛知県出身。ニックネームは「れな」。趣味はコンビニめぐりとお菓子作り、特技はプログラミング。将来の夢は役者、好きな食べ物は甘いものと野菜、好きな言葉は「日々鍛練」。

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