タレントのさかなクンが28日、東日本大震災で大きな被害を受けた三陸沖・常磐沖の沿岸の漁村地域を支援する「がんばれ漁業募金」の活動に参加し、JR有楽町駅(東京都千代田区)近くの街頭で募金活動を行った。さかなクンは、一晩かけて手作りしたという発泡スチロールのハコフグ形募金箱で手を黄色くしながら「ギョギョウ募金です! 北の漁師さんが非常につらい状況です。助けてください! ギョ協力よろしくお願いします!」と声を張り上げた。
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「がんばれ漁業募金」は、日本漁業協同組合(JF)グループが漁村・漁業の救済と復興を目的に開始したもので、24日からJR有楽町駅付近での募金活動を行っている。正午から1時間街頭に立ったさかなクンは、トレードマークとなっているハコフグに初めて出会ったのが被災地の福島県だったと明かし「小名浜でハコフグに出会わなかったら、この格好をしていませんでした。だから募金箱もハコフグにしました。東京都内の方にたくさんのお気持ちをいただき、みなさんの思いがひしひしと伝わって来ました」と感激しながら語った。
被害を受けた漁村については「船に乗せていただいたり、旬の魚のことなどたくさん勉強させていただきました。まだ連絡の付かない方々もいます。僕は絵を描いてたくさんの人を元気にしたい」と福島県沖に生息する魚たちが正面を見つめている絵を披露。「一人でも多くの方の無事をお祈りしております。お体を大事に、健康第一で、みなさんとお会い出来る日を願っております」と被災地の漁師たちに呼びかけていた。「がんばれ漁業募金」の街頭募金活動は、人通りの少ない土日を除き、4月7日まで行っている。(毎日新聞デジタル)