ボクシング・WBA(世界ボクシング協会)バンタム級王者の亀田興毅選手が29日、東京都内で行われた映画「ザ・ファイター」(デビッド・ラッセル監督)の舞台あいさつに登場。映画を見て感じたことを「絆」という漢字一文字で表し、「この映画には家族や兄弟の絆がある。大震災で苦しんでる方がいっぱいおる中、家族だけでなく、日本のみんなが一つになって、強い絆で結ばれたら、もっと大きいことができると思うし、日本が早く復活すると思う」と力強く語り、「東日本は落ち込んでるけど、西日本は元気やから。5月7日にはおれの初防衛戦があるから、そのときは大阪から何か、みんなで一緒になって届けられたらなって考えてやってるところです」と明かした。
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同作は、伝説のボクサー、ミッキー・ウォードと異父兄ディッキー・エクランドの実話を描き、13キロ減量して役に臨んだというクリスチャン・ベールさんが「第83回アカデミー賞」で助演男優賞、メリッサ・レオさんが助演女優賞を受賞した話題作。才気あふれるボクサーだが、短気で怠惰な性格から破綻した毎日を送り、薬物に手を出し、投獄されてしまう兄のディッキー(ベールさん)と、兄とは正反対に地道な性格だが勝つことができないでいるミッキー(マーク・ウォールバーグさん)。兄は監獄から弟にエールを送り続け、世界戦の切符を手に入れたミッキーは、出所したディッキーと二人三脚で頂点を目指す……という物語。レオさんは母アリスを、ミッキーの恋人シャーリーンをエイミー・アダムスさんが演じている。
4月2日に試合が控えている次男の大毅選手については、「今は減量中で体をちゃんと作ってる。実力は持ってるから、あとはリングで出すだけ」と明かし、三男の和毅さんについても「年内に世界戦ができたらいいなと思いますけど、そんなあせらんでええ」と語った。年内の「3兄弟で世界王者」の可能性を聞かれると、「ないことないね。その、すごいことをやろうと思ってやってますから」と即答した。また、いつか亀田兄弟も映画になるのでは?との質問には、「おれは知らない(笑い)。映画になるかどうかより、いまは3兄弟で結果を残すこと」とキッパリ。それでも、自身の役は誰にやってほしい?と聞かれると「誰がいいんやろ。自分でやろうかな」とまんざらでもなさそうだった。
映画は全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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