ONE PIECE:田中真弓、涙で名場面再現 東京ドームツアー開幕 声優トークライブ

「ONE PIECE DOME TOUR」の麦わらステージで熱演する田中真弓さん
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「ONE PIECE DOME TOUR」の麦わらステージで熱演する田中真弓さん

 尾田栄一郎さんのマンガ「ONE PIECE(ワンピース)」のイベント「ONE PIECE DOME TOUR」の東京公演が27日、東京ドーム(東京都文京区)で開幕し、麦わらステージでは主人公ルフィ役の田中真弓さんら出演声優陣と、主題歌を歌ったきただにひろしさんや4人組ロックバンド「THE ROOTLESS」「エイジアエンジニア」が出演するスペシャルライブが開催された。

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 トークライブには、ルフィの兄エース役の古川登志夫さんも登場し、田中さんはエースについて「もう、あんまりしゃべると『泣くぞ!』っていう感じ。何で助けに行く話で助けられないのか。尾田先生も自分で『なんてひどい原作者だ』と言っていました」と力を込めて話すと、ウソップ役の山口勝平さんは「尾田ちゃんは2年ぐらい前からあのシーンについて悩んでいたみたい」と裏話を明かした。せりふコーナーでは、出演声優陣がファンの目の前でウソップが仲間に戻る場面や、ナミが助けを求める場面など数々の名ぜりふを再現。目を潤ませながら熱演する田中さんを見て、ファンが思わず涙ぐむシーンもみられた。

 山口さんは「みんなで笑ってみんなで日本を元気にしていきましょう。いっぱい楽しんでくださいね」、古川さんは「アニメ史に燦然(さんぜん)と輝く『ワンピース』に出られてよかった。これからもずっと愛してください。そして今までも愛してくれてありがとう」とファンに呼びかけた。田中さんは「被災地に向かってずっと『お前たちは、俺の仲間だ!』と叫び続けています。今日はみなさんで声を合わせて『おれたちはファミリー』と叫びましょう」とファンと声を合わせて宣言し、ライブを締めくくった。

 同ツアーは、ワンピース史上最大の規模で開催されるテーマパーク型イベントで、大阪公演では3日間で約9万人を動員した。ドーム内には、冒険のスケールそのままを体感できる全長20メートルの海賊船「サウザンド・サニー号」やほぼ等身大の“王下七武海”などが、ファンの期待に応えるクオリティーで作られている。麦わらステージでは、麦わらの一味と歴代のオープニングを歌ったアーティストが登場する音楽ライブと、フランキー役の矢尾一樹さんら出演声優が登場するトークライブが毎日開催される。

 東京公演は5月1日までの5日間、当日券は3500円、中学生以下3000円(ゾロのバンダナのノベルティー付き)、2歳以下無料。入場者全員に「毎日変わる東京限定グッズ」としてクリアファイルがプレゼントされる。(毎日新聞デジタル)

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