俳優の市原隼人さんが16日、カジュアルブーツショップ「ティンバーランド青山店」(東京都港区)で、チャリティーコラボブーツを発表した。市原さんは「(東日本大震災が起こって)どんな思いで仕事をすればいいか分からなくなったが、仕事をおろそかにして支援に行くのではなく、自分の仕事にプロ意識と誇りを持ってやることが日本の復興につながると思った」と涙ながらに語り、仕事が一段落したため、今後被災地を訪問するという。
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チャリティーコラボブーツは当初、ティンバーランドの環境活動に共鳴した市原さんと、砂漠緑地化活動のためのプロジェクトとしてスタートしたが、チャリティー内容を被災地での復興支援に変更した。4月下旬に発売され、売り上げの20%はNGO「ピースウィンズ・ジャパン」を通じて被災地支援活動に役立てられる。
ブーツには、市原さんのメッセージである「志」という文字と、富士山に登った際に声を掛け合う登山家に感銘を受けたという「富士山」、「向かう先の方向にすべての“登竜門”ができるように」と「鯉(こい)の滝登り」をデザインした。
市原さんは被災地に向けたメッセージボードに「私はエンターテイナー 前にある希望を信じ、ずっと楽しみを増やす努力をします」と書き込み、「常に役者、エンターテイナーとして楽しんでいただきたいし、その橋渡しになって力になりたい」とあいさつした。(毎日新聞デジタル)