アイドルグループ「AKB48」が日本赤十字社のオフィシャルメッセンジャーに起用されることになった。17日、日本赤十字社本社(東京都港区)で開かれた記者発表会に救護服を着て登場した高橋みなみさんらは「今回の東日本大震災で当たり前にできていたことの尊さを知りました。世界に目を向ければ、たくさんの困難に直面している人々がいます。世界の人々を必ず救える命があります」と赤十字の活動について話し、「私たちにできることは、まずは知ることから。私たちと赤十字について学んでいただければと思います」とPRした。
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日本赤十字は大震災をきっかけに若者を中心に幅広い世代からボランティアや義援金に関する問い合わせが急増していることから、赤十字の活動をもっとよく知ってもらおうと「もっとよく知る赤十字!」キャンペーンを企画。AKB48は義援金プロジェクトによるボランティア活動が社会的にも評価されているとして、オフィシャルメッセンジャーに起用された。ウェブサイト「AKB48と一緒にもっとよく知る赤十字!」を特設するほか、チームKがCM曲のキャンペーンソング「僕にできること」を歌っている。
発表会には高橋さんのほか、高城亜樹さん、峯岸みなみさん、渡辺麻友さん、板野友美さんが登場。キャンペーンソングについて板野さんは「私たちにできることはどういうことなんだろうと考えました。歌詞にある『世界をひとつの家族にしようぜ』という歌詞通り、全員が家族になれればと思いました」と話し、峯岸さんは「この曲を初めていただいた時、すごく元気になれるなと思いました、メンバーともアイコンタクトしながら、日本を元気にしようと気持ちを込めて歌いました」と歌への思いを語った。
これまで集まった義援金は13日現在で220万件1873億円に達しており、他団体が受け付けた約288億円と合わせて、被災県に設置された義援金配分委員会を通じて、全額被災者に届けられる。義援金の受け付けは引き続き9月30日まで実施される。(毎日新聞デジタル)
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