NHKは2日、「ラジオ第1」など同局のラジオ3チャンネルを、9月1日からインターネットで同時配信(IPサイマルラジオ)すると発表した。おもにPCへの配信で、スマートフォンへの配信は10月1日から開始する。
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配信は、2年間の試行で、「ラジオ第1」、「ラジオ第2」、「NHK−FM」の3チャンネルを国内向けに行う。専用ホームページから各波ごとのプレーヤーで再生。時差が生じるため、時報、緊急地震速報は配信せず、政見・経歴放送や権利処理ができなかったコンテンツを含む番組も配信しない。当面は番組表などを用意せず、10月1日から番組表や番組ホームページのURLなどの付加情報を提供する。
同局の松本正之会長は同日の定例会見で「(ラジオは)今回の震災時に貴重な情報源となり、(ラジオからの)声に癒やされるという声もあり、安心、安全、癒やしのラジオということで注目されている。パソコンで作業しながら聞けてネットとの相性もいい」と話し、民放ラジオのインターネット配信「radiko.jp」とは別の独自配信になったことについては「他意はない」と説明した。(毎日新聞デジタル)