アイドルグループ「AKB48」の22枚目のシングルを歌う選抜メンバーをファン投票で決定する「第3回AKB48選抜総選挙」の開票イベントが9日、日本武道館(東京都千代田区)で行われ、おととしの選挙で首位、昨年は大島優子さんの後塵を拝し2位となった前田敦子さんが13万9892票を獲得して首位に返り咲いた。イベント後に取材に応じた前田さんは「今年が一番緊張しました」と話し、2位となった大島さんの名前が呼ばれた時を「正直……すごくうれしかったです」と振り返った。
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イベントでは40位のメンバーから順に得票数と名前が発表され、前田さんは終始うつむいて、耳を傾けた。今回の前田さんの得票数は前回、大島さんが首位で獲得した3万1448票の約4.5倍で、前田さんは「1票1票が本当に温かくて……」と涙で声を詰まらせ、「私を含め、すべてのメンバーが1票1票に感謝していると思います。うれしいです」とコメント。抱負を聞かれると「今年はAKB48を引っ張っていきたいです。次の曲は胸を張ってセンターで頑張りたいです」と話し、顔からは笑みがこぼれた。
2位となった大島優子さんは12万2843票を獲得。涙を見せながらもいつも通りの明るい笑顔を絶やさず、「私たちにとって票数は、皆さんの愛です」とファンへの感謝の気持ちを忘れず、「あっちゃんはAKBの顔です。あっちゃんが笑顔で前を向いてくれていたら、それでいいです。これからも一緒に前を向いていきましょう」と言って前田さんと抱き合い、一丸となって盛り立てていくことを誓った。(毎日新聞デジタル)