果山サキ:元介護士の実力派シンガー ベールを脱いでメジャーデビュー

27日にメジャーデビューする果山サキさんと楽曲に参加したSoulJaさん
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27日にメジャーデビューする果山サキさんと楽曲に参加したSoulJaさん

 人気ラッパーのSoulJa(ソルジャ)さんと歌った楽曲「うまく言葉にできないけれど」がスマッシュヒットしたが、姿は非公開だった歌手の果山サキさんが「本当にキミじゃないのかな…feat.SoulJa」で27日にメジャーデビューすることが8日、明らかになった。ヘルパー2級の資格を持ち、7年間介護福祉施設で働いたという異色の経歴と、自らの飛び込み営業でSEAMOさんやつるの剛士さんのバックコーラスの座を手に入れた根性の持ち主で、今後の活動に注目が集まる。

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 果山さんは、歌手を目指して高校生のころからボイストレーニングに通う一方、高校卒業とともにヘルパーのスクールに通い、18歳で資格を取得。介護施設で働きながら、「自分の音楽を幅広い世代の人たちに伝えたい」と施設では50~60代の入居者を前にピアノを使って弾き語りライブなどを行っていた。

 ある日、送り続けていた一本のデモテープが関係者の耳に留まり、レコーディングの仮歌やさまざまなアーティストのセッションやライブでのバックコーラスに参加するようになったという。その後、SoulJaさんのアルバム「Letters」に青山テルマさん、鬼束ちひろさんらと並んでフィーチャリングアーティストに抜てきされた。シングルカットされた「うまく言葉にできないけれど feat.果山サキ」はレコチョクの着うたウィークリーチャート4位をマークするなど注目を浴びたが、果山さんの姿は一切明かされていなかった。

 果山さんは、「介護士で培った経験を生かして、今後は歌で幅広い世代の人たちを介護したい。作詞がとても大変でしたが、リアルを詰め込んだ、共感していただける曲に仕上がったと思いますので、ぜひ多くの方に聴いてもらいたいです」とコメント。一方、レコーディングに参加したSoulJaさんは「女性目線の詞を歌うのは初めてだったけれど、楽しかった」と感想を語っている。

 「本当にキミじゃないのかな…feat.SoulJa」は音楽配信サイトのレコチョクで27日から着うた配信される。(毎日新聞デジタル)

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